文献

J-GLOBAL ID：202002222131612570   整理番号：20A0601942

日本の化学系企業のR&Dにおける研究テーマ創出とミドルマネジメントに関する一考察

A Study of Relationship between the Research Theme Creation and the Middle Management on Medium & Large-sized Japanese Chemical Companies

著者 (2件)： 岩崎之勇 (立命館大学) ,  名取隆 (立命館大学)
資料名： 日本経営診断学会論集(Web)  (Journal of Japan Management Diagnosis Association (Web))
巻： 18  ページ： 42-47(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0405A  ISSN： 1882-4544  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,日本の中堅および大手の化学系企業のR&D活動初期段階において行われる「研究テーマ創出(a)」の程度と,その場面で人的活躍が期待される「ミドルマネジメント(c)」の活性度との関連性,および前者の創出場の一つとみられる「ホットグループ(b)」発生の程度と(c)の活性度との関連性のそれぞれの結果,ならびに岩崎・名取^[1]の先行研究の結果をもとに,一考察を試みたものである。分析には,日本の中堅規模以上の化学系企業計22社を対象にこれら(a)から(b)のそれぞれの程度についてアンケート調査を実施した。分析の結果,(a)(c)間には有意に相関が確認されたが,(c)(b)間には相関は確認されなかった。別途限定的に行ったインタビュー調査結果および報告者らの先行研究成果を加味すると,(a)を効果的に行ううえで,(c)および(b)は正の効果を与えうるが,(c)に比して(b)の必要性は低いことがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 企業 ,  *問題 ,  *管理者 ,  規模 ,  管理 ,  *活性化 ,  コミュニケーション ,  創造性開発
準シソーラス用語： R&Dマネジメント ,  インフルエンサー ,  ホットグループ ,  *ミドルマネジメント ,  化学企業 ,  企業規模 ,  *研究課題 ,  触媒作用

著者キーワード (12件)： 研究テーマ創出 ,  ミドルマネジメント ,  ホットグループ ,  R&D ,  中堅・大規模 ,  化学系企業 ,  research-theme creation ,  middle management ,  hot group ,  R&D ,  medium & large-sized ,  chemical company

分類 (1件)： 研究開発  (YA01040X)

引用文献 (14件)：

• [1] 岩崎之勇・名取 隆「ホットグループと研究テーマ創出:組織ルーティンがホットグループを育む」『日本経営システム学会第58回全国研究発表大会講演論文集』,pp. 216-217, 2017.
• [2] 内閣府「世界経済の潮流2012」http://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sh12-01/s1_12_2_3/s1_12_2_3_2.html
• [3] 竹村政哉「研究開発部門のミドルマネジメント機能の今後の方向性」『Fragrance Journal』Vol. 10, pp. 13-17, 2011.
• [4] 野中郁次郎『知識創造の経営:日本企業のエピステモロジー』日本経済新聞社,1994.
• [5] Lipman-blumen, J. and Leavitt, H. J., 上田惇生編訳『最強集団ホットグループ奇跡の法則』東洋経済新聞社,2007.

タイトルに関連する用語 (7件)： 日本 ,  企業 ,  R&D ,  研究 ,  テーマ ,  創出 ,  ミドルマネジメント