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J-GLOBAL ID:202002222462970683   整理番号:20A1355939

アメロゲニンはマクロファージにおけるクラスIIトランスアクチベータープロモーターIV領域のユークロマチン形成の抑制を介してインターフェロンγ誘導Major組織適合性複合体クラスII発現をダウンレギュレートする【JST・京大機械翻訳】

Amelogenin Downregulates Interferon Gamma-Induced Major Histocompatibility Complex Class II Expression Through Suppression of Euchromatin Formation in the Class II Transactivator Promoter IV Region in Macrophages
著者 (12件):
資料名:
巻: 11  ページ: 709  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Enamelマトリックス誘導体(EMDs)に基づく歯周組織再生療法は,歯周手術後の最小炎症反応で治癒を促進し,すなわち,疼痛と腫脹の減少を伴う創傷治癒を促進することが知られている。また,EMDの主要な成分であるアメロゲニンで刺激されたマクロファージは,種々の抗炎症性サイトカインおよび成長因子を産生することが報告されている。著者らは以前に,マウス組換えM180(rM180)アメロゲニンによる単球の刺激が,マイクロアレイ解析を用いて主要な組織適合性複合体クラスII(MHC II)遺伝子発現を抑制することを見出した。しかし,この過程の詳細な分子機構は不明である。本研究では,rM180アメロゲニンがマクロファージにおけるMHC II分子のインターフェロンγ(IFNγ)誘導細胞表面発現を選択的にダウンレギュレートし,rM180により仲介されるこの機構が種にわたって広く保存されていることを示した。さらに,rM180は刺激後15分でマクロファージの核に蓄積し,IFNγによるMHC IIの転写を制御するクラスIIトランス活性化因子(CIITA)の蛋白質発現を阻害した。加えて,rM180で前処理されたマクロファージでのMHC II発現の減少は,混合リンパ球反応アッセイにおける同種CD4+Tリンパ球によるT細胞活性化マーカーCD25とCD69,T細胞増殖能力,およびIL-2産生の発現を障害した。クロマチン免疫沈降アッセイにより,IFNγ刺激はヒストンH3リジン27のアセチル化を増加させ,それはCIITAプロモーターIV(p-IV)領域におけるヒストンH3リジン4レベルのトリメチル化だけでなく,rM180処理後IFNγ刺激群で抑制された。結論として,本研究はアメロゲニンがクロマチン構造を変化させ,CIITA p-IV転写活性を阻害し,その後のT細胞活性化を抑制することによりMHC II発現を抑制することを示した。アメロゲニンによる歯周手術後の創傷治癒の臨床的に観察された加速は,本研究で解明された機構によって部分的に媒介される可能性がある。さらに,組換えアメロゲニンの使用は生物学的に誘導される蛋白質であるため安全である。したがって,アメロゲニンは,他者の間で,臓器移植またはMHC II結合自己免疫病,例えばI型糖尿病,多発性硬化症,およびリウマチ性関節炎などの最小副作用を有する免疫抑制薬として将来使用される可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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歯の基礎医学 
引用文献 (61件):
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