抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネオジムイオン(Nd3+)ドープイットリウムフッ化リチウム(LiYF_4,YLF)レーザ結晶は,多くの種類の固体レーザシステムにおいて優れたレーザ材料として顕著な展望を示した。しかし,それらの局所構造とルミネセンス発展の詳細な情報の起源はまだ十分に理解されていない。ここでは,Nd3+ドープYLFの局所構造を研究するために,不偏CALYPSO構造探索技術と密度汎関数理論を用いた。著者らの結果は,Nd3+ドープYLFに対するP4→π(No.81)空間群を有する新しい安定相を明らかにし,ホストY3+イオンサイトがNd3+イオン不純物によって自然に占有されることを示した。新たに開発したWEPMD法に基づき,著者らは,結晶場パラメータの新しいセットと182の完全なStarkエネルギーレベルを得るために,直交相関結晶場の特定タイプを採用した。Nd3+ドープYLFに対する多くの吸収および発光線を計算し,Judd-Ofelt理論に基づいて考察し,その結果,観測した吸収および発光線のいくつかが,著者らの理論計算によって完全に再現されることを示した。さらに,著者らは,可視および近赤外スペクトル領域におけるいくつかの有望な遷移線を,808nmにおける電子双極子発光線4F_5/2→4I_9/2および799nmにおける2H_9/2→4I_9/2,および1052nmにおける1047nmおよび4F_3/2(27)→4I_11/2(8)における磁気双極子発光線4F_3/2(27)→4I_11/2(6)を含めて予測した。これらの遷移チャネルは,Nd3+ドープYLFレーザ結晶が固体レーザ材料として役立つための非常に有望なレーザ作用を有することを示した。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】