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J-GLOBAL ID：202002223258648042   整理番号：20A0825704

N-ヘテロ環状カルベン(NHC)-ニッケル錯体の合成と立体・電子構造

Synthesis, and steric and electronic structures of N-heterocyclic carbene (NHC)-nickel complexes

著者 (6件)： 松原公紀 (福岡大 理) ,  古賀裕二 (福岡大 理) ,  山田勇治 (福岡大 理) ,  仁部芳則 (福岡大 理) ,  石川立太 (福岡大 理) ,  川田知 (福岡大 理)
資料名： 福岡大学理学集報  (Fukuoka University Science Reports)
巻： 50  号： 1  ページ： 27-35  発行年： 2020年03月19日 
JST資料番号： L4851A  ISSN： 0386-118X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： N-複素環カルベン(NHC)は1990年代から注目されている。特に,NHCは,触媒活性な遷移金属錯体への配位子としての応用を通じて,有機金属化学における触媒開発において重要な役割を果たした。NHC-ニッケル錯体は触媒化学で最初に見い出されたが,パラジウム触媒と比較するとあまり研究されていない。最近,通常の酸化状態を有する通常のニッケル錯体と異なり,不対電子を持つ一連の一価NHC-ニッケル錯体を開発し,それらを触媒として用いた。嵩高いNHC配位子は,そのような錯体を速度論的に安定化する。しかし,このようなNHC-ニッケル錯体の合成法と構造特性に焦点を合わせた研究は,系統的な観点からはほとんどない。そこで本レビューは,NHC-ニッケル錯体の合成と構造,特に,立体的および電子的観点からカルベン炭素-ニッケル結合に焦点を合わせた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カルベン錯体 ,  ニッケル錯体 ,  *ニッケル触媒 ,  カルベン ,  窒素複素環化合物 ,  触媒設計 ,  配位子効果 ,  フロンティア軌道 ,  *密度汎関数法 ,  触媒調製 ,  錯体生成 ,  電子構造 ,  分子構造 ,  クロロ錯体 ,  ブロモ錯体 ,  芳香族化合物 ,  有機リン化合物
準シソーラス用語： SOMO ,  窒素複素環カルベン

分類 (2件)： コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (3件)： トリフェニルホスフィン ,  1,3-ジメシチル-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾール ,  1,3-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾール

タイトルに関連する用語 (5件)： N-ヘテロ環状カルベン ,  NHC ,  ニッケル錯体 ,  立体 ,  電子構造