抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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再循環水産養殖システム(RAS)による従来のフロースルー(FT)システムの代替は,淡水需要と水産養殖実践の環境影響を減らすことができる。そこで,ニジマス(Oncorhynchus mikiss)卵を培養し,高度な幼生を生産するための淡水に対する低い初期建設コストと低い需要を持つ簡単なエアリフトに基づく再循環卵培養システムの有用性を調べた。4つのトレイを有するトラフから成るエアリフトベースの循環システムを設計し,4つのトレイを有するフロースルーCaliforniaトラフを制御として用いた。フロースルーおよび再循環システムの各トレイにおいて,5000の受精卵を導入した。水流量は両システムにおいて6~7l/mであった。42日間の実験期間中に,物理化学的条件,卵の質,および卵黄嚢幼生の数を調査した。両系において,受精卵は受精後14日目に発生した。FTシステムとRASにおいて,受精卵の全ては受精後28日と29日で孵化し,卵黄嚢枯渇は受精後41~43日で生じた。FTシステムおよびRASにおいて,卵の割合はそれぞれ79.75%および79.01%であり,孵化率はそれぞれ70.31%および63.65%であった。fryの生存率は,FTシステムで68.26%,RASで61.07%であった。2つのシステムの間には,孵化時間(p>0.05)における湿重量または乾燥重量に関して有意差はなかったが,FTシステムにおける幼生の最終長さ(25.53mm),湿重量(161.19mg)および乾燥重量(30.78mg)は,RAS(それぞれ25.09mm,149.99mgおよび29.37mg)より有意に高かった。結論として,単純なエアリフトベースシステムは,卵培養期間において効果的に使用でき,一方,幼生の成長性能は,FTシステムと比較して,このシステムによってほとんど影響を受けなかった。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】