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J-GLOBAL ID:202002223451641209   整理番号:20A0674562

慢性血栓塞栓性肺高血圧症と肺動脈高血圧症を区別するための換気ガス分析を用いた非侵襲スクリーニング【JST・京大機械翻訳】

Non-invasive screening using ventilatory gas analysis to distinguish between chronic thromboembolic pulmonary hypertension and pulmonary arterial hypertension
著者 (10件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 427-434  発行年: 2020年 
JST資料番号: W2736A  ISSN: 1323-7799  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景と目的:安静時の慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)と肺動脈高血圧症(PAH)に関連する臨床症状は非常に類似している。非侵襲的技術を用いたCTEPHとPAHの識別は困難なままである。そこで,肺高血圧症(PH)に対する非侵襲的スクリーニング法として,姿勢変化に応じた換気ガスの分析が有用であるか否かを検討し,PAHからCTEPHを区別するのに役立つ。【方法】著者らは,前向きにPHを疑い,右心カテーテル法,換気/灌流スキャンおよび換気ガス分析を施行した90名の患者を前向きに登録した。種々の肺機能パラメータを仰臥位および座位姿勢で調べ,姿勢変化を計算した(Δ(仰臥位))。結果:合計25名の新たに診断されたPAH患者,40名の新たに診断されたCTEPH患者および25名の非PH患者が含まれた。ΔEnd-潮汐CO_2圧(P_ETCO_2)は,非PH患者(両方のP<0.001)よりCTEPHとPAHを有する患者において有意に低かった。ΔP_ETCO_2<0mmHgは,非PH(曲線下面積(AUC)=0.969,感度=89%,特異性=100%)からPHを効果的に区別することができた。座位から仰臥位への姿勢変化は,CTEPH群におけるCO2産生に対する換気の比率を有意に増加させた(P<0.001)。対照的に,VE/VCO_2は,PAH群で有意に減少した(P=0.001)。注目すべきことに,CTEPHはPAHより高いΔVE/VCO_2を示したが,2つの群の間に血液動態と心エコーパラメータに差は観察されなかった(P<0.001)。さらに,ΔVE/VCO_2>0.8は,CTEPHをPAH(AUC=0.849,感度=78%,特異度=88%)から効果的に区別することができた。結論:換気ガス分析における姿勢変化は,PHの存在をスクリーニングし,CTEPHとPAHを区別するための非侵襲的ベッドサイド評価として有用である。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の診断  ,  循環系の疾患  ,  循環系疾患の治療一般  ,  循環系疾患の薬物療法  ,  呼吸器疾患の治療一般 

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