文献
J-GLOBAL ID:202002223969198960   整理番号:20A1551734

分子消化管内容物分析によるヒメハナカメムシ類(異翅類:Anthocoridae)の天敵温存植物から作物植物への移動の推定

Estimation of movement from insectary plants to crop plants in Orius bugs (Heteroptera: Anthocoridae) by molecular gut content analysis
著者 (4件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 361-365  発行年: 2020年08月 
JST資料番号: F0555A  ISSN: 0003-6862  CODEN: APEZAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
天敵温存植物およびバンカー植物の導入は,有害節足動物の天敵類の生存および生殖を向上させるために,農業生態系において広く使用されている。天敵温存植物に誘引および/または維持されている天敵類は,害虫個体群を効果的に抑制するために,天敵温存植物から作物植物へ移動する必要がある。しかし,多くの場合,天敵類の移動を裏付ける直接的証拠は不足している。生物的防除で用いられる効率的な動植食性捕食者であるヒメハナカメムシ(半翅類:ハナカメムシ科)の移動を調べるため,DNAマーカーに基づく消化管内容物分析を行った。天敵温存植物,Scaevola aemulaのDNAを検出するため,特異的PCRプライマーを設計した。また,ヒメハナカメムシの捕食スペクトルを推定するために,被食昆虫のDNAマーカーを用いて消化管内容物分析を実施した。天敵温存植物のDNAはナス葉上に採取したヒメハナカメムシの腹部で検出され,ヒメハナカメムシが天敵温存植物から餌料源を消費し,作物植物に移動したことを示していた。3種の被食昆虫-2種のアザミウマ,ミナミキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマおよびワタアブラムシAphis gossypii-のDNAを,ナス圃場のヒメハナカメムシにおいて検出し,ヒメハナカメムシがそれらを捕食したことを示した。Copyright The Japanese Society of Applied Entomology and Zoology 2020 Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  生物的防除  ,  異種生物間相互作用 

前のページに戻る