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J-GLOBAL ID:202002223993836028   整理番号:20A2182216

有機栽培はチンゲンサイによるグリシンの選択的吸収を硝酸塩の吸収以上に促進する

Organic farming promotes selective uptake of glycine over nitrate uptake by pakchoi
著者 (3件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 438-448  発行年: 2020年06月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物がさまざまな窒素源をどのように利用するかを理解することは,有機栽培体系での植物による窒素の利用効率の改善にとって重要なことである。本研究では,窒素濃度が2段階のグリシン,硝酸塩,およびアンモニウムのチンゲンサイによる短期間の吸収に対する栽培管理法(有機栽培および従来法)の影響について検討した。その結果,低濃度の窒素(0.15μgN/g乾燥土)による処理では有機栽培におけるトレーサー添加の24時間後の有機土壌におけるグリシンの大きな寄与を除いて,植物による3種類の肥料からの窒素吸収速度および窒素の寄与は2種類の土壌間で有意差のないことが判明した。高濃度の窒素(15μgN/g乾燥土)条件では窒素の吸収速度,吸収効率,およびグリシンとアンモニウムの寄与は,有機土壌で栽培したチンゲンサイでは従来法の土壌と比較して有意に大きかったが,硝酸塩からの窒素の吸収速度とその寄与は有機栽培したチンゲンサイでは低くかった。高濃度の窒素で処理した有機土壌で栽培した植物によるグリシンの多量の吸収は,窒素源の大きな変化,グリシンのターンオーバー速度,およびアミノ酸輸送体遺伝子であるBcLHT1の発現の促進と関連していると考えられた。グリシン自体はトレーサーの添加の24時間後にはグリシン由来の窒素として最大6%まで寄与し,これは有機土壌における全窒素吸収量の約1.24%を占めた。本研究は,グリシンの窒素および他の有機態窒素が有機農業の植物には重要な代替性窒素源として機能していることを示唆した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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施肥法・肥効  ,  野菜 
物質索引 (1件):
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