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J-GLOBAL ID：202002224396867455   整理番号：20A1674128

放牧・酪農による中山間地活性化の可能性を探る 放牧酪農の可能性-その魅力と罠-

Attractions and Traps of Dairy Farming on Pasture

著者 (2件)： 栂村恭子 (農研機構) ,  的場和弘 (農研機構 東北農業研究セ)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 66  号： 2  ページ： 98-102  発行年： 2020年07月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・放牧の利点として,高品質の乳製品,管理コスト削減,省力化,ウシの健康改善などがあるが,放牧をやめた農家は全く逆の答えが実態。
・放牧は,牧柵や飲水器など資材,預託料が発生し,放牧特有の暑熱ストレスもあり,適切な管理をしないと欠点化。
・放牧に成功した農家の事例を以下に紹介。
・1例目は,耕作に不向きの急傾斜地を土壌保全効果の高い草地に変換し,ウシが回遊して牧草を採食。
・乳量は多くないが,自前のミルクブランドで販売。
・2例目は,濃厚飼料多給型から放牧に転換し,牧草は高密度で高品質なため,チーズを製造販売。
・3例目は,濃厚飼料多給で乳量を追求したが,ウシの病気が多発したため放牧に転換。
・ウシの健康が改善し,草地はキシュウスズメノヒエやスゲ類などとシロクローバを利用。

シソーラス用語： *放牧 ,  *ウシ ,  酪農 ,  暑熱ストレス ,  牧草地 ,  乳製品 ,  スズメノヒエ属 ,  スゲ属 ,  シロツメクサ ,  中山間地域 ,  アンケート ,  消費者
準シソーラス用語： キシュウスズメノヒエ

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

タイトルに関連する用語 (7件)： 放牧 ,  酪農 ,  中山間地 ,  活性化 ,  可能性 ,  魅力 ,  罠