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J-GLOBAL ID:202002225803879179   整理番号:20A0452908

エフリンB/EphBシグナル伝達はNR2Bリン酸化を介して慢性片頭痛のシナプス可塑性に寄与する【JST・京大機械翻訳】

EphrinB/EphB Signaling Contributes to the Synaptic Plasticity of Chronic Migraine Through NR2B Phosphorylation
著者 (8件):
資料名:
巻: 428  ページ: 178-191  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0919A  ISSN: 0306-4522  CODEN: NRSCDN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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片頭痛慢性化の特異的機構は不明のままである。我々は以前,シナプス可塑性が片頭痛慢性化と関連することを示した。EphB受容体とそれらのリガンド,エフリンBは中枢神経系のシナプス可塑性を調節する重要な分子であると考えられている。しかしながら,シナプス可塑性を調節することにより片頭痛の慢性化を促進することができるかどうかは不明である。そこで,慢性片頭痛(CM)におけるエフリンB/EphBシグナル伝達の役割を検討した。雄Sprague-Dawleyラットを用いて,7日間の炎症性スープの硬膜注入により慢性片頭痛モデルを構築した。qPCR,ウェスタンブロット法および免疫蛍光法を用いて,EphB2およびエフリンB2のmRNAおよび蛋白質レベルを検出した。EphB1-Fc(EphB受容体の阻害剤)による側脳室治療後,足離脱潜時と足離脱閾値を測定した。シナプス可塑性の変化を,ウェスタンブロットによるシナプス関連蛋白質,Golgi-Cox染色によるニューロンの樹状突起棘,および透過型電子顕微鏡によるシナプス超微細構造を調べることにより調べた。EphB2とエフリンB2の発現はCMで増加した。EphB1-Fcの投与は痛覚過敏を軽減し,CMにより誘導されたシナプス可塑性の変化を軽減した。加えて,EphB1-FcはNR2Bリン酸化のアップレギュレーションを阻害した。これらの結果は,エフリンB/EphBシグナル伝達がNR2Bリン酸化を介してCMにおけるシナプス可塑性を調節する可能性があることを示し,エフリンB/EphBシグナル伝達が片頭痛慢性化の治療の標的である可能性があることを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  神経の基礎医学 

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