抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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子どもの遊びの現場観察研究を,名古屋における都市ブロック公園である街区公園の17事例で実施した。本研究の目的は,観察された遊びの数として定義される遊びを発生させる公園の受容力を測定し,多重回帰分析によってその要因を説明することである。5変数方程式による予測は,かなり高い精度(自由度修正済み決定係数84.8%)で可能であった。受容力の主要要因は,1)遊具構成の観点による空間計画および空間機能,2)土地利用パターンによって示される周辺環境と,3)近隣におけるイベントと日付因子を表す曜日,であった。したがって,遊びを誘発する遊具の優先的導入によって遊具構成係数を調整し,また十分なゾーンを確保するための,空間計画に関するガイドラインを通して子供の遊びを増加させることを提案した。指標を定義するための遊具構成係数は,受容力増加の観点から,遊具の比較評価を可能にする。最終的に,受容力を増加させるための計画ガイドラインは,子供利用者の増加と非常に両立可能性があることを確認した。(翻訳著者抄録)