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J-GLOBAL ID:202002225890601769   整理番号:20A0254393

スギおよびヒノキの植物形質データベース(SugiHinoki DB):それらの生理学,形態学,解剖学および生化学

Plant trait database for Cryptomeria japonica and Chamaecyparis obtusa (SugiHinoki DB): Their physiology, morphology, anatomy and biochemistry
著者 (20件):
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巻: 35  号:ページ: 274-275  発行年: 2020年 
JST資料番号: U1643A  ISSN: 1440-1703  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Cryptomeria japonica(スギ)とChamaecyparis obtusa(ヒノキ)は,日本の植林面積のそれぞれ44%と25%を占める主要な木材種である。これら木材種の生理学,解剖学および生態学は,この半世紀にわたって集中的に研究されており,現在,膨大な情報が蓄積されている。しかし,これらのデータは,論文,研究機関の会報,その他の種類の報告書や書籍といった多様な供給源に散在しており,各供給源において,標準化されていない様々なスタイルで提示されていた。本論文は,1950年以降に公開された364の主要な情報源から,スギとヒノキ177種の植物形質をまとめたデータベース(SugiHinoki DB)を提供している。編集された形質は,生活史戦略,植生モデリング,および地球的変化への応答に関連していると認識される生理学的,形態学的,解剖学的および生化学的特徴を含んでいる。収集されたデータは,種々の環境条件において,様々な樹齢の植物,様々な樹齢や部位における器官について取得されており,特定の形質の種内変動の情報を提供する。各データの入力は,測定部位,測定地点,および詳しい測定条件を記述した詳細な補助情報を伴っており,それは,ユーザが表現型の可塑性と遺伝的変異の結果としてのデータの変化を説明し,さらにデータをフィルタリングする上で役に立つ。一貫したフォーマットでデータを提供するために,データと補助情報を標準化し,単位を変換した。データの編集後,各種ごとの各形質に対する四分位範囲を計算することにより,異常値を検出した。2019年8月現在,SugiHinoki DBは24683件(スギについて16410件,ヒノキについて8273件)のデータエントリを含んでいる。スギとヒノキは日本の主要な植林種であるので,データは主に日本の研究サイト(北は北海道から南は九州の屋久島まで)に由来していたが,台湾,韓国,中国の樹木園または植林地からも得られた。データは主に植林地の植物から得られたが,自然林の植物からも実験条件下のものを取得できた。SugiHinokiDBによって得られる形質データの利用可能性の向上は,気候変動の影響をより正確に予測するための植生モデルの集中的なパラメータ化のような新たな研究機会を提供する。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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植物生態学  ,  植物学一般 

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