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J-GLOBAL ID:202002226399267686   整理番号:20A1724528

収穫後のエタノール蒸気処理がバナナ果実のエチレン生合成酵素と追熟関連転写因子の遺伝子発現に及ぼす影響

Effects of Postharvest Ethanol Treatment on the Gene Expression of Ethylene Biosynthetic Enzymes and Ripening-Related Transcription Factors in Banana Fruit
著者 (9件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 91-98  発行年: 2020年07月31日 
JST資料番号: Z0775A  ISSN: 1344-1213  CODEN: NSHKCW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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収穫後のエタノール処理は園芸作物の追熟と老化に影響を与える。バナナ果実においては,エタノール処理は追熟を阻害するという報告と促進するという報告がある。エタノール処理の果実追熟に及ぼす影響は処理の方法や暴露時間など多くの要因に依存すると考えられている。我々は有孔ポリエチレン袋にエタノール蒸散剤を同封することにより,緑熟バナナにエタノール蒸気処理を行った。その結果,エタノール処理はバナナ果実の追熟を促進することが明らかとなった。エタノール処理による果実追熟の促進の機構を明らかにするために,果肉と果皮のエチレン生合成酵素をコードしている遺伝子である,MaACO1,MaACO2,MaACS1,MaACS2と追熟関連転写因子をコードしている遺伝子である,MaMADS1,MaMADS2,MaMADS7の発現に及ぼす影響を調べた。エタノール処理によってカラースコアの進行が促進される中,果肉のMaACS1の発現を除き,全体として,エタノール処理した果実のこれらの遺伝子の各カラースコアにおける発現パターンはコントロール果実のそれとおおよそ類似していた。これらの結果は,エタノールは本質的にはエチレンによる追熟制御の上流ではたらく追熟関連転写因子の遺伝子発現を誘導し,果実を追熟させるという仮説を支持するものかもしれない。(著者抄録)
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分類 (3件):
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果樹  ,  果実とその加工品  ,  植物ホルモン 
引用文献 (27件):
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