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J-GLOBAL ID:202002226763734614   整理番号:20A0486706

dsRNAを発現する形質転換細菌を用いた害虫防除のためのインスリンシグナル伝達の変化【JST・京大機械翻訳】

Alteration of insulin signaling to control insect pest by using transformed bacteria expressing dsRNA
著者 (3件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 1020-1030  発行年: 2020年 
JST資料番号: C0146B  ISSN: 1526-498X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:インシュリン/インシュリン様成長因子シグナル伝達(IIS)は,マメ科牧草,Maruca vitrata(鱗翅類:Cra科)における幼虫の成長と成体生殖を仲介することが知られている。4つのIIS成分(InR,FOXO,AktおよびTOR)はIIS経路において重要な役割を果たしている。結果:これらの4つのIIS成分遺伝子のいずれに対するRNA干渉(RNAi)は,遺伝子特異的二本鎖RNA(dsRNA)を用いた血液体腔注射または経口投与により各標的mRNAレベルを抑制するのに効果的であった。これらのRNAi処理は幼生成長を妨害し,小さな蛹または有意な幼生死亡率をもたらした。dsRNAの大量生産のために,これらの4つのIIS成分のdsRNAを発現する形質転換細菌を,大腸菌のL4440発現ベクターとHT115株を用いて調製した。形質転換細菌は,投与により用量依存的に幼虫を殺した。超音波処理前処理を行い,細菌膜を損傷し,昆虫腸における細菌からのdsRNA放出を増加させた。この前処理はこれらの組換え細菌の殺虫活性を増加させた。dsRNA毒性をさらに増加させるために,Bacillus thuringiensis(Bt)との混合物を調製し,実験室におけるBt殺虫活性の有意な増加を示した。また,細菌混合物はM.vitrataにより寄生されたアズキ(Vigna angularis)圃場において高い防除効果(83.3%)を示した。さらに,そのようなdsRNA効果はM.vitrataに対して特異的であったが,非標的昆虫に対しては特異的ではなかった。結論:IIS成分に特異的なdsRNAを発現する細菌はdsRNA殺虫剤の開発に使用できる。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
害虫に対する農薬  ,  生物的防除 

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