海岸堤防からの背面盛土材料の砂流出速度を予測するための数値モデル

SILAROM Kornvisith; YAMAMOTO Yoshimichi; YOSHIZAWA Syota

文献

J-GLOBAL ID：202002226846529046 整理番号：20A0322441

海岸堤防からの背面盛土材料の砂流出速度を予測するための数値モデル

NUMERICAL MODEL FOR PREDICTING THE SAND OUTFLOW RATE OF BACKFILL MATERIALS FROM A COASTAL DIKE

出版者サイト {{ this.onShowPLink() }} 複写サービスで全文入手
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=20A0322441&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=U0065B") }}

著者 (3件)： , ,
資料名：
巻： 7 号： 1 ページ： 63-71(J-STAGE) 発行年： 2019年
JST資料番号： U0065B ISSN： 2187-5103 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

海岸堤防と防潮堤の場合,大きな波がこれらの構造に達する前に波が破壊されるので,それらが大きな波力で破壊されるときの頻度は小さい。一方,中間波の連続的な影響により,洗掘がこれらの前面で発生する。しだいに,入射波はこれらの躯体に侵入し,盛土材料が流出し,躯体の空洞は拡大する。これらの現象により,これらの海岸堤防と防潮堤の破壊頻度は高くなる。したがって,これらの前面における洗掘速度と盛土材料の砂流出率を予測する手法の開発は有用である。これらの前面における洗掘率に関して,専門家が様々な条件下で使用できるいくつかの正確な方法がある。しかし,盛土材料の砂流出速度に関しては,単純なタイプの堤防と防潮堤に限定されたいくつかの予測方法がある。本研究では,「CADMAS-SURF」を用いて,任意の形状を有する堤防または防潮堤の流速と圧力を計算する数値モデルを開発した。このモデルによって,砂流出速度の時間変化と空洞の発達を予測できる。最初に,著者らは,砂流出速度シミュレーションに対して,水理実験データを用いてCADMAS-SURFによって計算された圧力を修正するための経験式を提案した。さらに,日本とタイにおける砂流出被害に関する現場事例に適用することによって,数値モデルの実用的なフィージビリチィを確認した。(翻訳著者抄録)

, , , , , , ,
,

著者キーワード (4件)： , , ,

移動床,浮遊,沈殿などの水理 , その他の海洋土木

引用文献 (15件)：

1) Ohkawara, M., Hashimoto, H. and Saito, Y. : Consideration about coastal levee and revetment from the viewpoint of actual break cases, Proceedings of the 30th Conf. Coastal Eng., JSCE, pp. 264-268, 1983 (in Japanese).
2) Iwasaki, F., Tanaka, S., Sato, S., Nago, H., Maeno, S. and Kotani, Y. : Experimental study of cavitation generating mechanism, Proceedings of the 42nd Conf. Coastal Eng., JSCE, pp. 1026-1030, 1995 (in Japanese).
3) Maeno, S., Kotani, Y. and Hoshiyama, C. : Research on the outflow limit of backfilling earth and sand from a seawall in a cyclic water pressure field, Annual Journal of Coastal Engineering, Vol. 47, JSCE, pp. 926-930, 2000 (in Japanese).
4) Kotani, Y., Yoshimura, C., Maeno, S. and Nago, H. : Flow out of back-filling sand behind sea wall under cyclic water pressure variation, Journal of Japan Society of Civil Engineers, No. 712/II-60, pp. 97-106, 2002 (in Japanese).
5) Nakamura, T., Hur, D. and Mizutani, N. : Suction mechanism of reclaimed sand behind a rubble seawall, Journal of Japan Society of Civil Engineers B, Vol. 62, No. 1, pp. 150-162, 2006 (in Japanese).

, , , , , ,

前のページに戻る