抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:維持血液透析(maintenancehemodialysis,MHD)患者の甲状腺ホルモン異常の臨床特徴及び生存への影響を検討する。方法:2011年11月2016年11月に北京大学第三病院においてMHD患者の人口学、甲状腺機能及び臨床生化学などの資料を収集し、5年間フォローアップした。患者を正常甲状腺機能、低トリヨードチロニン(triiodothyronine、T3)症候群、甲状腺機能低下症(以下甲状腺機能低下症)などの3群に分け、一元配置分散分析を通じてその特徴を比較した。多変量線形回帰を用いて、血清遊離T3(freetriiodothyronine,FT3)に影響を及ぼす因子を検討し、COX比例リスクモデルに基づいて血清甲状腺ホルモンが患者の生存に与える影響を分析した。【結果】合計121の症例が研究され,78症例(64.50%)が低T3症候群,15症例(12.40%)が甲状腺機能低下症であった。正常群と比較すると,低T3症候群および甲状腺機能低下症群の女性の比率は,より有意に高く(x2=10.082,P=0.006),年齢は,より大きく(F=4.899,P=0.009),体重および血清プロアルブミン(prealbumin)は,対照群に比して高かった(P=0.009)。PAB(F=4.129,6.233);P値は0.019,0.003であった。多変量線形回帰分析は血清CRPとPABが血清FT3レベルに影響する独立因子であることを示した(β値はそれぞれ-0.266,0.250;P値はそれぞれ0.004,0.022)。COX比例リスクモデルは,性別,年齢,糖尿病,透析齢,およびヘモグロビンの補正後に,血清FT3が独立して患者の生存に影響することを示した(HR0.343,95%CI0.1300.906,P=0.031)。しかし,TSH(HR0.997,95%CI0.9691.026,P=0.831)はできなかった。結論:MHD患者の甲状腺機能失調は主に低T3症候群であり、血清FT3は非TSHより患者の全死亡を独立に予測できる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】