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J-GLOBAL ID:202002226931592940   整理番号:20A0611663

IBD 粘膜免疫応答における腸コンパートメントの役割【JST・京大機械翻訳】

IBD: Role of intestinal compartments in the mucosal immune response
著者 (10件):
資料名:
巻: 225  号:ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: W1632A  ISSN: 0171-2985  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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レーザ捕獲顕微解剖(LCM)は,特異的組織コンパートメントの分離のための強力なツールである。著者らは,LCMによって解剖され,サイトカイン発現プロファイルと小胞体(ER)ストレスマーカーを分析することによって,IBD患者の異なる腸の区画で起こる粘膜免疫反応を調査することを目的とした。腸の凍結切片をクローン病(CD),潰瘍性大腸炎(UC)および対照から得た。LCMを用いて,表面上皮(SE)および粘膜固有層(LP)区画を分離し,全RNAを抽出した。Th1,Th17およびTregサイトカインの相対的発現を,転写因子X-ボックス結合蛋白質-1(XBP1)のmRNAスプライシングの評価に加えて,定量的逆転写酵素リアルタイムPCR(qRT-PCR)によって評価した。ヒト好中球エラスターゼ(HNE)と転写因子フォークヘッドボックスP3(Foxp3)も免疫組織化学により分析した。IL-17の発現増加は,対照と比較して,IBD患者の両方の腸の区画で観察された。IFN-γ,TNF-α,IL-10,HNEおよびFoxp3は,対照と比較して,両方のIBD患者のLPコンパートメントで過剰発現した。IFN-γのアップレギュレーションとHNE+細胞の浸潤がUC患者のSEで見られた。XBP1 mRNAのスプライシングは,対照と比較した場合,IBD患者の両腸コンパートメントで認められた。IBD患者において,両腸コンパートメントはTh17応答に関与しているが,LPコンパートメントはTh1およびTreg免疫応答において顕著な役割を果たしている。それにもかかわらず,UC患者のSEにおいて高レベルのIFN-γが見出され,このコンパートメントがTh1免疫応答に関与していることを示唆した。著者らのデータは,ERストレスシグナル伝達がIBD患者のLPとSEコンパートメントの両方において活性であり,したがって,ERストレスと免疫が絡み合っていることを示唆している。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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免疫反応一般  ,  感染免疫  ,  細胞生理一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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