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J-GLOBAL ID:202002226978671535   整理番号:20A0138787

[18F]トリアコキシブの放射性合成と生物学的評価:COX-2のPETイメージングのための新しい放射性トレーサ【JST・京大機械翻訳】

Radiosynthesis and Biological Evaluation of [18F]Triacoxib: A New Radiotracer for PET Imaging of COX-2
著者 (6件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 251-261  発行年: 2020年 
JST資料番号: W3686A  ISSN: 1543-8384  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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誘導性アイソザイムシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)は,癌を含む急性および慢性炎症性条件下で上方制御され,それは血管新生,組織浸潤およびアポトーシスに対する耐性を促進する。種々の癌におけるその高い発現のために,COX-2は癌の分子イメージングと治療のための重要なバイオマーカーになった。最近,著者らのグループは,非常に強力で選択的なCOX-2阻害剤トリアacの同定のために,in situクリック化学を適用した。本研究では,COX-2のPETイメージングのための新しい放射性トレーサーである[18F]トリアacのin vitroおよびin vivo放射性薬理学的検証について報告する。[18F]-トリアacの放射性合成を,銅媒介後期放射性フッ素化化学を用いて達成した。[18F]-トリアacの放射性HPLC精製を含む放射性合成は,90分以内に達成され,90GBq/μmolを超えるモル活性で72%(n=7)の減衰補正放射化学収率を達成した。[18F]-トリアacによる細胞取り込みと阻害研究を,HCA-7細胞を発現するCOX-2において実施した。HCA-7細胞における[18F]-トリアacの細胞取り込みは,60分後に25%の放射能/mg蛋白質に達した。細胞取り込みは0.1mMセレコキシブによる前処理により63%減少し,放射性トレーサーの90%はマウスにおいて60分p.i.後にin vivoで無傷のままであった。[18F]-トリアacを,動的PETイメージング,放射性代謝産物分析,オートラジオグラフィー,および免疫組織化学を用いて,HCA-7担癌マウスにおいてさらに評価した。PET画像は,HCA-7腫瘍(SUV_60分=0.76±0.02(n=4))における良好なベースライン放射性トレーサー取り込みを明らかにし,2mgのセレコキシブによるi.p.前処理により20%阻止された。オートラジオグラフィーと免疫組織化学実験は,in vivoでCOX-2の確認されたブロッキングをさらに確認した。in situクリック化学により非放射性類似体が同定された[18F]-トリアacは,癌におけるCOX-2のPETイメージングのための新しい放射性トレーサーである。in vivoにおけるかなりの量の非特異的取込みにもかかわらず,[18F]-トリアacはin vivoでCOX-2に特異的結合を示し,in situクリック化学による最適構造選択の実現可能性を強化した。この新しい放射性トレーサーが,PETによるCOX-2を検出するための最初のヒト研究においてどのように実施されるかを解明することが残っている。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
診断用薬の基礎研究  ,  腫ようの診断  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの薬物療法  ,  消化器の腫よう 

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