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J-GLOBAL ID:202002227037839812   整理番号:20A0713254

CD2のCdk7仲介リン酸化を妨害することにより細胞周期停止を介して作用する肝細胞癌に対する新規抗腫瘍薬としての3,3-二フッ素化テトラヒドロピリジノール化合物の同定【JST・京大機械翻訳】

Identification of a 3,3-difluorinated tetrahydropyridinol compound as a novel antitumor agent for hepatocellular carcinoma acting via cell cycle arrest through disturbing CDK7-mediated phosphorylation of Cdc2
著者 (13件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 287-298  発行年: 2020年 
JST資料番号: W4500A  ISSN: 1573-0646  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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要約:テトラヒドロピリジノール誘導体は,良好な生物学的活性を示すことが最近報告され,有機分子へのフッ素の取り込みは,それらの物理的および生物学的性質に大きな影響を及ぼす可能性がある。そこで,我々は以前に合成した6種のフッ素化テトラヒドロピリジノール誘導体の抗癌活性を調べた。著者らは,1つの化合物,3,3-ジフルオロ-2,2-ジメチル-1,6-ジフェニル-5-トシル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-オールがヒト肝細胞癌HepG2およびHMCLM3細胞に対して有意な抗増殖活性を示すことを見出した(IC50値はそれぞれ21.25および29.07μM)。また,この化合物は30~40μMのG0/G1期において細胞周期停止を仲介することを見出した。ウェスタンブロット分析により,HepG2およびHMCCLM3細胞におけるこの化合物により誘導される細胞周期停止は,Cdc2およびサイクリンB1の有意な減少と関連し,Cdc2の燐酸化Tyr15(不活性)型の蓄積およびM相促進因子(サイクリンB1/Cdc2)の低発現を誘導することを示した。さらに,この化合物で処理した細胞はサイクリン依存性キナーゼ(CDK)活性化キナーゼ(CDK7/サイクリンH)の発現低下を示した。この化合物はまた,カスパーゼ-3の活性化を介して細胞アポトーシスを誘導した。ヌードマウスにおける異種移植モデルは,抗肝癌活性とこの化合物の作用機序を示した。これらの知見は,この化合物の抗癌効果がCdk2のCDK7仲介発現の阻害を介したG0/G1細胞周期停止に部分的に起因することを示し,この化合物はさらなる研究のための有望な抗癌候補である可能性がある。Copyright Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究 

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