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J-GLOBAL ID：202002227042963454   整理番号：20A1089064

2018年の福井県におけるブナ科樹木3種の着果状況

Acorn crops of 3 Fagaceae species in Fukui prefecture in 2018.

著者 (1件)： 佐野沙樹 (福井県自然保護セ)
資料名： 福井県自然保護センター研究報告  (Ciconia)
巻： 23  ページ： 52-62  発行年： 2020年03月 
JST資料番号： J1500A  ISSN： 1342-0933  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 秋季のツキノワグマ大量出没予測の基礎資料とするため,2018年夏,県内45地点においてブナ科樹種3種(ブナ,ミズナラ,コナラ)の着果状況を調査した.福井県全体の2018年の作柄は,ブナは不作,ミズナラとコナラは並作であった.2005年からのモニタリング調査において,ブナは広域的に同調し隔年結果していたが,2018年は2017年と同程度に作柄が良く,隔年結果のパターンが崩れた.2018年は高標高域では一定量の餌資源が存在したため,クマの人里への大量出没が発生しなかったと考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *ブナ科 ,  ブナ ,  ミズナラ ,  コナラ ,  福井県 ,  *クマ科 ,  *結実 ,  *天然餌料
準シソーラス用語： *ツキノワグマ ,  着果量

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (35件)：

• 福井県安全環境部自然環境課.2017.第2期 福井県第一種特定鳥獣保護計画(ツキノワグマ) https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shizen/tixyouzixyuu/bear_d/fil/plan.pdf(参照:2019/12/27).
• 後藤優介.2014.北陸地域でのクマの分布動向.日本クマネットワーク(編)「ツキノワグマおよびヒグマの分布域拡縮の現況把握と軋轢抑止および危機個体群回復のための支援事業」報告書.日本クマネットワーク,茨城.pp.40-49.
• 橋本幸彦・高槻成規.1997.ツキノワグマの食性:総説.哺乳類科学 37:1-19.
• 橋詰隼人.1987.コナラ二次林における種子生産.広葉樹研究 4:19-27.
• 紙谷智彦.1986.豪雪地帯におけるブナ二次林の再生過程に関する研究II:平均胸高直径の異なるブナ二次林6林分における種子生産.日本林学会誌 68:447-453.

タイトルに関連する用語 (5件)： 福井 ,  ブナ科 ,  樹木 ,  着果 ,  状況