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J-GLOBAL ID:202002227235316538   整理番号:20A2049793

西表島崎山湾・網取湾におけるスノーケリングセンサスにより評価したアオウミガメChelonia mydasの個体群構造

Population structure of green turtle Chelonia mydas assessed by snorkeling censuses in Sakiyama and Amitori Bays of Iriomotejima, southern Ryukyu Islands, Japan
著者 (7件):
資料名:
号: 58  ページ: 9-23  発行年: 2020年06月30日 
JST資料番号: X0789A  ISSN: 0474-0394  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,八重山諸島西表島においてアオウミガメChelonia mydasの過度な採餌によるウミショウブ群落の衰退や消失が生じている.本研究では,採餌場となる海草群落が残る崎山湾と,すでに消失した網取湾においてアオウミガメの個体群構造を明らかにすることを目的とした.休息場として利用されるサンゴ礁縁に4つのトランセクト(計2.6km)を設けて,2015年6月から2017年1月までスノーケリングセンサスを実施した.個体数と目視による推定甲長を記録し,写真をもとに外見上の特徴から個体識別をした.崎山湾と網取湾で,それぞれ31回と65回のセンサスで延べ352個体と331個体,識別158個体と106個体が記録された.発見個体数密度は,崎山湾で平均7.1±4.3個体/kmであり,網取湾では平均5.1±3.2個体/kmであった.推定甲長40-80cmの個体が崎山湾で91.0%,網取湾で98.2%を占めた.複数回発見された個体は,崎山湾で21.1%,網取湾で57.1%であり少なかった.最長確認期間は532日間であった.本海域におけるアオウミガメの個体群構造は亜成個体を主として構成され,ウミショウブ群落の急速な減少を考慮すれば,その生息密度は本海域における環境収容力を超えていると推察される.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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個体群生態学  ,  自然保護 
引用文献 (48件):
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