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J-GLOBAL ID:202002227287863251   整理番号:20A1768874

北西ヒマラヤ,コヒスタン弧のJijal複合岩体のザクロ石グラニュライトからの「ルチル中のジルコニウム」温度計

Zirconium in rutile thermometry from garnet granulites of the Jijal complex of Kohistan arc, NW Himalaya
著者 (4件):
資料名:
巻: 115  号:ページ: 152-161(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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北西ヒマラヤのコヒスタン弧のJijal複合岩体のザクロ石グラニュライトからの「ルチル中のジルコニウム」温度計データを本研究で提示した。ザクロ石グラニュライトは,ザクロ,単斜輝石,斜長石,石英,シンプレクタイト状普通輝石/角閃石,ルチル,イルメナイト,ジルコン,磁鉄鉱から成る。ルチル粒子は50から350μmの大きさで,結晶粒界に沿って産するほかに,ザクロ石,単斜輝石,斜長石中の包有物として産する。Zr含有量について合計19のルチル粒子を,HORIBAによるX線解析顕微鏡(XGT-5000)を用いて分析した。分析した粒子のZr含有量は450ppmから920ppmの範囲に及ぶが,ここで,低いZr含有量(SiO2またはFe2O3を含む)の分析スポットは,ホストの珪酸塩またはイルメナイトの影響を示しているため,結果から除去した。ルチル粒子の大部分は,それらの組織の類似性に関係なく,各粒子サイズ毎に均一な化学組成を示した。「ルチル中のジルコニウム」温度計に基づく温度の値は,ザクロ石中に包有されたルチルに対して792~849°C,単斜輝石中のルチルに対して771及び851°C,斜長石中のルチルに対して784及び862°Cであり,一方,基質のルチル粒子は820~847°Cの間のT値を示した。「ルチル中のジルコニウム」温度計における圧力依存性を用いると,T値はわずかに低かった(±50から100°C)。温度の最大値は,従来の温度圧力計による結果(P;1.2±0.2GPa,及びT;818±80°C)から得られた温度データと一致し,一方,より低い値は,後退変成の後期段階中における分析対象粒子の化学的リセットを反映しているらしい。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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岩石成因論 
引用文献 (52件):

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