抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
戦後冷戦期の1948年6月18日にアメリカ図書館協会は『図書館の権利宣言』を満場一致で採択し,資料への検閲への基本原則を定めた。同日には『図書館における忠誠審査に抗議する決議』も採択された。これは図書館員への検閲(忠誠審査)にたいする基本的姿勢を定めるものであった。しかし後者は採択されたものの,連邦図書館員を中心に強い反対があった。この決議は1949年に修正され,さらに1950年になって妥協による最終決議が採択された。本稿は,この採択過程を追求することで,忠誠審査にたいして雇用のための要件とみなすグループと思想の自由への侵害とみなすグループがあり,双方が妥協せざるを得なかった経緯を探求している。(著者抄録)