文献

J-GLOBAL ID：202002227641223164   整理番号：20A2063784

時効処理を受けたMgリッチAl-Mg二元合金における歪硬化挙動と強化機構【JST・京大機械翻訳】

Strain hardening behavior and strengthening mechanism in Mg-rich Al-Mg binary alloys subjected to aging treatment

著者 (2件)： Jeong H.T. (Department of Materials Science and Engineering, Hongik University, Mapo-gu, Sangsu-dong 72-1, Seoul, 121-791, Republic of Korea) ,  Kim W.J. (Department of Materials Science and Engineering, Hongik University, Mapo-gu, Sangsu-dong 72-1, Seoul, 121-791, Republic of Korea)
資料名： Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing  (Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing)
巻： 794  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0589B  ISSN： 0921-5093  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高Mg含有量(5~13wt%)の鋳造Al-Mg合金の時効硬化応答と引張歪硬化特性を調べた。時効硬化は,Mg含有量が10wt%より大きいとき,顕著になった。Mg濃度が固溶体化マトリックスで増加すると,歪硬化率は増加した。423と453Kでの時効熱処理の間,時効時間が増加すると歪硬化率は増加し,合金中のMg含有量が増加するにつれて急速に増加した。歪硬化特性に及ぼすMgマトリックス濃度および析出物の影響を,Kocks-Meckingモデルを用いて解釈した。固溶体化合金では,Mgマトリックス濃度が増加すると,転位貯蔵速度(k1)は増加し,一方,回復速度(k2)は減少した。時効合金では,k1とk2の両方がMg含有量と時効時間の増加と共に増大した。時効合金のk1とk2値へのMgマトリックス濃度と析出物の寄与を分離できた。k1およびk2値に対する析出物の影響は,時効合金におけるMgマトリックス濃度の効果より顕著であった。Mgマトリックス濃度の増加はB型からC型へのPortevin-Le Chatelier(PLC)効果の遷移を促進した。時効処理の後,タイプB+CセレーションはAl-10wt%で生じた。マトリックス中のMg濃度の著しい低下によるMg合金。PLC開始の臨界歪はMgマトリックス濃度と時効時間の増加と共に増大した。これらの結果を溶質の拡散過程に関与する塑性-変形誘起空孔の濃度の観点から説明し,それはMgマトリックス濃度と析出物の量が増加すると減少する。時効後,降伏強度に対する固溶体強化の寄与は減少し,一方,降伏強度への粒子強化の寄与は大きく増加した。粒子強化効果はAl-13wt%Mg合金の降伏強度の56.8%を占めた。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 塑性 ,  *合金 ,  固溶体 ,  *時効 ,  時効硬化 ,  析出物 ,  熱処理 ,  *マグネシウム ,  アルミニウム合金 ,  マグネシウム合金 ,  鋳造 ,  降伏強さ ,  溶質 ,  セレーション
準シソーラス用語： 引張歪 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 応力/歪測定 ,  アルミニウム合金 ,  塑性 ,  硬度 ,  X線解析

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

タイトルに関連する用語 (7件)： 時効処理 ,  Mg ,  Al ,  二元合金 ,  歪硬化 ,  挙動 ,  強化