抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】結腸直腸癌細胞の増殖,浸潤,および遊走に及ぼす,長鎖非コードRNA(lncRNA)CYTORターゲッティング制御マイクロRNA-206(miR-206)の効果を調査する。方法:大腸癌患者30例を選択し、結腸癌組織及びそのペアの癌周囲正常組織を収集し、リアルタイム蛍光定量PCR(RT-qPCR)法を用いてCYTOR、miR-206発現を測定した。大腸癌組織におけるCYTOR発現とmiR-206発現との関係を分析した。2世代,対数増殖期,成長状態の良好な結腸癌LoVo細胞を採取し,ランダムにCYTORグループと対照1グループ,miR-206グループと対照グループの2グループに分け,それぞれCYTORshRNAと陰性対照shRNAをトランスフェクションした。miR-206micsと陰性対照miRNA、RT-qPCR法でトランスフェクション効率を検証した。各群のトランスフェクション後細胞を収集し、CCK-8法を用いて細胞増殖能力を測定し、Transwellチャンバー実験を用いて細胞浸潤と遊走能力を測定した。CYTORとmiR-206の結合部位をStar-Baseデータベース(http://starbase.sysu.edu.cn/index.php)で決定した。ヒト胚性腎上皮HEK-293T細胞を12ウェルプレートに接種し,pMIR-CYTOR-wt+miR-206mics群,pMIR-CYTOR-wt+陰性対照miRNA群,に無作為に分けた。pMIR-CYTOR-mut+miR-206mics群,pMIR-CYTOR-mut+陰性対照miRNA群は,pMIR-CYTOR-wt,pMIR-CYTOR-mutに相応してトランスフェクションした。miR-206mics、陰性対照miRNA、二重ルシフェラーゼレポーター遺伝子実験を用いて各群のトランスフェクション後のルシフェラーゼ活性を測定した。【結果】結腸直腸癌におけるCYTORの相対的発現量は,隣接正常組織のものよりかなり高く,miR-206の相対的発現は,隣接正常組織(P<0.01)におけるそれよりかなり低かった。Pearson相関分析では、結腸癌組織のCYTOR相対発現量はmiR-206相対発現量と負の相関関係を示した(r=-0.599,P<0.01)。CYTOR群のCYTOR発現量は対照1群より明らかに低く、miR-206群のmiR-206相対発現量は対照群2群より明らかに高かった(P<0.05)。CYTOR群の細胞増殖,浸潤および遊走能は,対照1群に比して有意に低かったが(P<0.05),miR-206群の細胞増殖,浸潤および遊走能は,対照群の2群に比して有意に低かった(P<0.05)。CYTORの潜在的な標的遺伝子を探索することにより、CYTORはmiR-206の保存標的部位を含むことが分かった。二重ルシフェラーゼレポーター遺伝子実験は,pMIR-CYTOR-wt+miR-206mics群のルシフェラーゼ活性がpMIR-CYTOR-wt+陰性対照miRNA群より有意に低いことを示した。pMIR-CYTOR-mut+miR-206mics群,pMIR-CYTOR-mut+陰性対照miRNA群,pMIR-CYTOR-wt+陰性対照miRNA群。pMIR-CYTOR-mut+miR-206mics群、pMIR-CYTOR-mut+陰性対照miRNA群の2つの比較Pはすべて>0.05であった。【結語】CYTORは,miR-206発現の抑制を通して,大腸癌細胞の増殖,浸潤および移動を促進する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】