抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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泥火山研究における地球化学の最大の寄与は,流体の起源深度の推定である。特に,最も深い部分に由来する物質の深度を知ることは,泥火山の形成メカニズムを知るために非常に重要な情報である。推定のためのツールは地質温度計である。最も重要なことは,実際に平衡状態であった固相と液相のデータを用いることである。超深部掘削は,“本当に正しい地質温度計”を作成するための非常に良い機会を与えてくれる。さらに,地質温度計によって得られた流体の起源温度を起源深度に変換するためには,“正しい地熱構造”を知る必要がある。このように,泥火山研究において,地球化学,地球物理学,地質学,微生物など様々な研究の知識に関する統合的な研究が必要である。したがって,筆者は,泥火山に関する研究者のコミュニティのように再活性化しようと考えている。(翻訳著者抄録)