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J-GLOBAL ID:202002228235593176   整理番号:20A0518413

世界の島嶼鳥類の多様性は単純な動的モデルによって説明される

A simple dynamic model explains the diversity of island birds worldwide
著者 (17件):
資料名:
巻: 579  号: 7797  ページ: 92-96  発行年: 2020年03月05日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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定着,種分化,絶滅は,種の豊富さの全球パターンに影響を与える動的な過程である。島嶼生物地理学の理論では,これらの過程の種の多様性の蓄積への寄与は島の面積と隔離度に依存すると予測されている。重要なことに,適切なデータも解析ツールもこれまで利用可能でなかったことから,種分化を無視できないような島嶼に関して,この予測のロバストで全球的な検証は行われてこなかった。今回我々は,こうしたデータとツールの不足という問題に取り組み,島嶼の鳥類について,定着,絶滅,種分化の速度が島の面積および隔離度とどのように共変化するのかを規定する一般的関係の経験的な形態を明らかにする。我々は,世界各地の41の海洋群島の陸生鳥類相(596の鳥類タクソンを含む)に基づいて島嶼鳥類に関する全球的な分子系統学的データセットを構築し,新たな解析法を用いて,定着,種分化,絶滅の島嶼特異的な速度の,島の特徴(面積および隔離度)への感度を推定した。得られたモデルは,高い説明力で複数の全球的な関係を予測できた。すなわち,定着は隔離度の増大に伴って減速し,絶滅は面積の増大に伴って減速し,種分化は面積と隔離度の増大に伴って加速することが分かった。島嶼生物地理学の理論的基盤を,分子系統学的データに含まれる経時的情報と組み合わせることにより,地球規模で見られる生物多様性の変動をつかさどる基本的な関係を明らかにするための強力な手法が得られる。Copyright Nature Japan KK 2020
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分類 (1件):
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進化論一般 

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