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J-GLOBAL ID：202002228282081970   整理番号：20A0893950

電解現象を利用した超硬合金のミーリング加工の研究-切削抵抗の測定と加工現象の調査-

Milling of sintered carbide using electrochemical reaction-Measurement of cutting force and investigation of machining phenomena-

著者 (8件)： WANG Sicong (静岡大 創造科学技術大学院) ,  後藤昭弘 (静岡理工科大 理工) ,  中田篤史 (静岡理工科大 理工) ,  白井康介 (静岡理工科大 理工) ,  脇川祐介 (静岡理工科大 理工) ,  坂部晃紀 (静岡理工科大 理工) ,  CHEN Junda (静岡理工科大 理工) ,  早川邦夫 (静岡大 創造科学技術大学院)
資料名： 電気加工学会誌  (Journal of the Japan Society of Electrical Machining Engineers)
巻： 54  号： 135  ページ： 22-30  発行年： 2020年03月31日 
JST資料番号： F0520B  ISSN： 0387-754X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 焼結カーバイトの高速加工を達成するために,電解反応を用いた新しいミーリングプロセスを提案する。最初に,電解反応で起こる焼結カーバイト表面上の現象を調べた。焼結カーバイト表面上で起こり得る反応は,Coの溶出,Coの酸化およびWCの酸化である。Coの溶出が最初に起こり,続いてWCの酸化が起こることが分かった。次に,電解反応の有無の場合において,切削抵抗と加工現象を評価し,比較した。電解反応が起こると,切削抵抗は著しく低下することを示した。その解析結果により,機械加工がある条件下で行われたとき,切削抵抗の減少の理由はCoの溶出であり,ほとんどの電荷がCoの溶出に使用され,CoとWCの酸化ではないことを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *電解 ,  フライス加工 ,  *超硬合金 ,  *切削抵抗 ,  コバルト ,  溶出 ,  酸化 ,  炭化タングステン ,  加工面 ,  加工条件 ,  電解加工 ,  加工速度
準シソーラス用語： *ミーリング加工 ,  焼結炭化物合金 ,  高速加工 ,  切削条件

分類 (2件)： 特殊加工  (QC04000Y) ,  フライス加工  (QC02030R)

引用文献 (11件)：

• 1) 福井雅彦, 藤本一也 : 超硬合金金型の直彫り加工の最適方策, 型技術者会議2016 講演論文集, (2016) pp.84-85
• 2) 島田浩之, 矢野和也, 金田泰幸 : ナノ多結晶ダイヤモンド工具「スミダイヤバインダレスボールエンドミルNPDB 型」による超硬合金直彫り加工, SEI テクニカルレビュー, No.185 (2014)pp.89-93
• 3) 西本廉 : 電解研削について, 金属表面技術, Vol.14, No.1 (1963) pp.12-20
• 4) 古野知祐, 内平俊夫, 宇宿徹 : 超硬合金の電解研削に関する研究, 金属表面技術, Vol.17, No.2(1966) pp.46-52
• 5) 田村祐二, 久保田譲 : 超硬合金の電解研削における複合効果について, 茨城大学工学部研究部報, Vol.20 (1972) pp.82-86

タイトルに関連する用語 (7件)： 電解 ,  現象 ,  硬合金 ,  ミーリング加工 ,  研究 ,  切削抵抗 ,  調査