抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ABSTRACT治療薬物モニタリング(TDM)は,ポサコナゾール経口懸濁液を受けている患者のガイドラインで推奨されているが,バイオアベイラビリティが改善したポサコナゾール錠剤を受けている患者におけるその有用性は,不明のままである。1次モンテカルロマイクロシミュレーションによる状態遷移モデルを用いて,2相III臨床試験(プロサコナゾール経口懸濁液による予防,モデル1および2)および第3の多施設観察TDM研究(モデル3)で報告されたポサコナゾール曝露-応答関係を再調査した。モデル3における臨床失敗(モデル1および2)およびブレークスルー侵襲性真菌症(bIFD)を低減するため,初期平均ポサコナゾール濃度(C_avg)を改善するTDM誘導介入の影響をシミュレーションした。次に,経口懸濁製剤の代わりにポサコナゾール錠剤C_avg分布を用いてシミュレーションを行った。ポサコナゾール経口懸濁液による3つのモデルすべてにおいて,ポサコナゾールC_avgの最大改善に関連したTDM介入は,25%から49%まで亜治療曝露(C_avg<700ng/ml)の絶対率を減少させた。絶対臨床失敗率の予測減少は,モデル1で11%,モデル2で6.5%,モデル3でbIFDで12.6%減少した。錠剤製剤で,最大有効TDM介入は,全3つのモデルにおいて約5%,およびモデル2においてモデル1および1.6%において絶対臨床失敗率の3.9%によって,亜治療曝露を減少させた。モデル3におけるbIFDの1.6%の減少があった。著者らのモデリングは,ポサコナゾール錠剤による予防中の日常TDMが,臨床的危険因子に基づいて,亜治療曝露のより高い罹患率(>10%)を有する集団が同定できない限り,限られた臨床有用性を有するかもしれないことを示唆する。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】