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J-GLOBAL ID：202002228483956921   整理番号：20A1086978

三浦半島におけるオニカマスSphyraena barracuda(スズキ目;カマス科)の出現状況

Great barracuda Sphyraena barracuda (Perciformes; Sphyraenidae) appeared in the Miura Peninsula

著者 (6件)： 萩原清司 (横須賀市自然・人文博物館) ,  原田莉緒 (神奈川県横須賀高) ,  石渡陽人 (神奈川県横須賀高) ,  大島雛子 (神奈川県横須賀高) ,  畠山葉南 (神奈川県横須賀高) ,  多田かの (神奈川県横須賀高)
資料名： 横須賀市博物館研究報告 自然科学  (Science Report of the Yokosuka City Museum)
号： 67  ページ： 29-32  発行年： 2020年03月24日 
JST資料番号： L3031A  ISSN： 0513-2622  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 三浦半島周辺のオニカマスの出現状況について,これまでに採集された標本と文献情報,各種データベースの検索結果に基づき調査した。その結果,確認できた9件11点のうち,1997年に定置網で漁獲された成魚1個体を除いた8件10点は,1999年以降に確認されており,すべて夏期~秋期に沿岸や河口域に出現した当歳の稚魚であった。このことから三浦半島における本種の出現は,成魚の遇来的な回遊と稚魚期の無効分散によるものと考えられ,近年の稚魚の出現の急増は,当該水域の海水温上昇の影響を受けている可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *カマス科 ,  回遊 ,  海水温 ,  *半島 ,  生息場所 ,  生息環境 ,  *沿岸帯 ,  メタ分析 ,  季節的変動 ,  成長段階 ,  温暖化 ,  環境影響
準シソーラス用語： Sphyraena barracuda ,  *オニカマス ,  *三浦半島

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (18件)：

• Abdussamad E. M., Retheesh T. B., Thangaraja R. and Bineesh K. K. 2015. Sphyraena arabiansis a new species of barracuda (Family: Sphyraenidae) from the south-west coast of India. Indian J. Fish., 62(2): 1-6.
• 明仁親王 1972.神奈川県で採集されたマツゲハゼ Oxyurichthys ophthalmonema とその学名の検討. 魚雑,19(2):103-110.
• 萩原清司・齋藤和久・出島誠一・五十嵐大介 2008.逗子市田越川水系の魚類.横須賀市博研報(自然), (55):11-22.
• 林弘章・萩原清司・木村喜芳 2000.天神島・笠島および芦名オオツブ根周辺の浅海魚類目録.平成11年度横須賀市自然・人文博物館委託調査芦名周辺サンゴ類生息状況調査報告書:41-63.相模湾海洋生物研究会.
• 林公義 1973.三浦半島の淡水魚類(三浦半島淡水魚類調査報告書).横須賀市博研報(自然),(20):18-40.,pls.9-20.

タイトルに関連する用語 (5件)： 三浦 ,  半島 ,  スズキ目 ,  カマス科 ,  状況