抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
長期間の運転の際に高い信頼性が維持されねばならない航空機,船,自動車および他の乗り物の主要構造要素として炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が用いられてきた。従って,実際の環境温度,水,および他の影響に曝されるCFRP構造の長期間寿命予測に対して,加速試験方法が強く期待される。本研究においては,水吸収の下での一方向炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)の統計的引張クリープ破断時間を,開発した熱可塑性樹脂含浸炭素繊維ストランド(CFRTPストランド)を用いる引張試験システムによって統計的に予測している。第一に,高温でのクリープ強さと静的強さについての試験法をこれまでの著者らの研究において開発した。第二に,水吸収の下でのCFRTPストランドの統計的静的引張強さを,一定歪速度の下で種々の水温度において測定している。第三に,任意の一定温度でのCFRTPストランドの統計的静的クリープ破断時間を,CFRTPストランドの上記の静的強さと母相樹脂の粘弾性を用いて予測している。最終的に,水吸収の下でのCFRTPストランドについてのクリープ破断強さとクリ破断時間の間の関係を,乾燥CFRTPストランドの予測と比較することで議論した。(翻訳著者抄録)