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J-GLOBAL ID：202002228618980246   整理番号：20A0642387

スイス連邦・オーストリア共和国の下水道先進事例調査報告

著者 (3件)： 三田村浩昭 (東京都 下水道局) ,  引地いづみ (東京都 下水道局) ,  森田健史 (東京都 下水道局)
資料名： 下水道協会誌  (Journal of Japan Sewage Works Association)
巻： 57  号： 689  ページ： 36-40  発行年： 2020年03月01日 
JST資料番号： S0270A  ISSN： 0021-4639  CODEN： GSKSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・東京都下水道局でスイス連邦・オーストリア共和国の下水道先進事例を調査した結果の報告で,農薬・医薬品の微量化学物質12種について80%以上を除去。
・下水汚泥からリンを資源回収する施設導入を義務化し,温室効果ガス排出量の半減を目指し,再生可能エネルギーを導入。
・調査の結果,微量化学物質の処理に関しては,都市部の処理場では広い敷地を要しないオゾン処理を採用し,郊外湖畔の処理場では粉末活性炭処理を採用。
・リン回収は,低コストのリン回収技術の開発に取り組んでいるがまだ施設建設に至らず,それまでスイスでは焼却灰を近隣貯蔵し,オーストリアでは脱水汚泥で保管。
・アナモックス処理は,オーストリアの処理場でアナモックス細菌を使った1槽型アンモニア処理が著名で,硝酸への硝化工程が不要なため送風電力を大きく削減。
・消化ガスはコジェネレーション発電に使用して年間490万kWhを発電し,処理場の消費電力(324万kWh)の自立化達成(余剰電力は地域に供給し収入源)。

シソーラス用語： 東京都 ,  *下水道 ,  *調査 ,  スイス連邦 ,  オーストリア共和国 ,  化学物質 ,  除去 ,  下水汚泥 ,  有用物質回収 ,  細菌 ,  嫌気性処理 ,  微生物学的酸化 ,  送風 ,  エネルギーシステム ,  消費電力 ,  独立性
準シソーラス用語： *Anammox細菌 ,  オゾン処理法 ,  コジェネレーションシステム ,  *リン回収 ,  温室効果ガス排出量削減 ,  *自立 ,  *消化ガス発電 ,  先進技術 ,  電力低減 ,  *微量化学物質 ,  粉末活性炭

分類 (6件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  下水・廃水処理施設  (SC03020P) ,  汚染原因物質一般  (SB05010P) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  下水,廃水の化学的処理  (SC03050W) ,  内燃機関発電  (NB03050O)

タイトルに関連する用語 (5件)： スイス連邦 ,  オーストリア ,  下水道 ,  事例調査 ,  報告