抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】喉頭癌における微小リボ核酸-218(miR-218)とサバイビン(Survin)遺伝子/蛋白質の発現と喉頭癌の化学療法感受性との関係を調査する。【方法】2011年2月から2015年8月までに,喉頭癌85例(観察群)および正常喉頭粘膜組織30例(対照群)のパラフィン切片を,それぞれ,採取した。リアルタイム定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qRT-PCR)を用いて,喉頭癌組織および正常喉頭組織標本におけるmiR-218およびSurvinmRNA発現を検出し,Survin蛋白質発現を免疫組織化学により検出した。miR-218とSur-vinmRNAの発現と喉頭癌患者の臨床病理特徴及び腫瘍化学療法感受性との関係を分析し、Spearman法でmiR-218とSurvinmR-NA発現の相関性を分析した。【結果】対照群と比較して,喉頭癌組織におけるmiR-218発現は有意に減少し(t=12.003,P<0.01),SurvinmRNAと蛋白質発現は有意に増加した(t=12.953,χ2=8.012,P<0.01)。miR-218およびSurvinmRNA発現は,腫瘍直径,TNM病期,分化度およびリンパ節転移と相関していた(miR-218:P<0.05)。χ2=11.318,12.584,16.910,20.102;Survin:χ2=12.966,8.300,9.910,13.963,P<0.01,miR-218とSurvinmRNA発現は,喉頭癌患者の性別,年齢,喫煙,および病理型とは相関がなかった(P>0.05)。Spearman相関分析では,喉頭癌組織におけるmiR-218とSurvinmRNA発現は負の相関を示した(r=-0.534,P<0.05)。化学療法非感受性患者と比較して,化学療法感受性患者のmiR-218発現レベルは有意に増加した(χ2=6.139,P<0.05)が,Survin発現は有意に減少した(χ2=5.818,P<0.05)。【結語】喉頭癌組織におけるmiR-218およびSurvinmRNA発現は,術前化学療法感受性と密接に相関し,化学療法の治療効果を予測するための参考指標となる可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】