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J-GLOBAL ID：202002228767374567   整理番号：20A1192444

形式的安全性検証ツールを用いた暗号教育の実践とそのe-Learning教材化の課題について

Educating Cryptography using Formal Security Verification tool for Cryptographic Protocols

著者 (6件)： 岡崎裕之 (信州大学) ,  紫村彰吾 (信州大学) ,  宮本樹 (大阪電気通信大学) ,  渡邊樹 (大阪電気通信大学) ,  布田裕一 (東京工科大学) ,  村上恭通 (大阪電気通信大学)
資料名： コンピュータソフトウェア  (Computer Software)
巻： 37  号： 1  ページ： 1_99-1_113(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： Y0628A  ISSN： 0289-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 暗号技術は情報セキュリティを実現するための基盤要素である.暗号を専門とする研究者や技術者のみならずネットワークエンジニアや運用者等にとっても暗号技術に関する知識の習得は必須である.実際のシステムは,公開鍵暗号や電子署名等の複数の要素技術を組み合わせて構築する必要があるため,様々な攻撃について必要な対策を施しつつ安全性要件を満たすように実現しなければならない.しかしながら,システム構築を座学だけでは初学者に学ばせることは困難である.この課題を克服するために,報告者等は計算機援用による形式的暗号プロトコル安全性検証ツールを利用した暗号技術の基礎知識と利用方法を学習する教材を作成し,演習形式による授業を実践した.形式的暗号プロトコル安全性検証ツールの利用により,既存の教材では学習困難な実際の暗号技術の動作や攻撃を,学習者が設定した暗号システム上でシミュレーションしてインタラクティブに学ぶことが可能となった.本論文では,まず,実践した教育内容の概要とその成果を報告し,更に,現在進めている本教材を元とする CAI 教材開発方針の紹介と,その課題について報告する.(著者抄録)

シソーラス用語： *暗号 ,  *情報技術 ,  *技術教育 ,  *eラーニング ,  教材 ,  形式的仕様 ,  形式的手法【計算機】 ,  安全性 ,  情報セキュリティ ,  計算機網 ,  *情報教育 ,  *教育
準シソーラス用語： e-Learning教材 ,  コンピュータネットワーク

分類 (3件)： データ保護  (JD01020V) ,  技術教育  (JA01050T) ,  CAI  (JE09000G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 安全性 ,  検証 ,  ツール ,  暗号 ,  教育 ,  教材化