文献

J-GLOBAL ID：202002229091915466   整理番号：20A1079560

カリウム肥料施用の有無による黒ボク土水田における137Cs/133Cs比の動力学による137Csエージングの評価【JST・京大機械翻訳】

Evaluation of ¹³⁷Cs ageing by dynamics of ¹³⁷Cs/¹³³Cs ratio in Andosol paddy fields with/without potassium fertilizer application

著者 (7件)： Wakabayashi Shokichi (Tohoku Agricultural Research Center, NARO (National Agriculture and Food Research Organization), 50 Harajukuminami, Arai, Fukushima, Fukushima, 960-2156, Japan) ,  Takahashi Shigeru (Central Region Agricultural Research Center, NARO, 2-1-18 Kannondai, Tsukuba, Ibaraki, 305-8666, Japan) ,  Matsunami Hisaya (Tohoku Agricultural Research Center, NARO (National Agriculture and Food Research Organization), 50 Harajukuminami, Arai, Fukushima, Fukushima, 960-2156, Japan) ,  Hamamatsu Shioka (Headquarters, NARO, 3-1-1 Kannondai, Tsukuba, Ibaraki, 305-8517, Japan) ,  Hachinohe Mayumi (Food Research Institute, NARO, 2-1-12 Kannondai, Tsukuba, Ibaraki, 305-8642, Japan) ,  Kihou Nobuharu (Institute for Agro-Environmental Sciences, NARO, 3-1-3 Kannondai, Tsukuba, Ibaraki, 305-8604, Japan) ,  Yamaguchi Noriko (Institute for Agro-Environmental Sciences, NARO, 3-1-3 Kannondai, Tsukuba, Ibaraki, 305-8604, Japan)
資料名： Journal of Environmental Radioactivity  (Journal of Environmental Radioactivity)
巻： 218  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0031B  ISSN： 0265-931X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 土壌中の137Csの移動度は雲母鉱物による固定により時間とともに減少する。このような熟成は,農産物の137Cs汚染リスクの年間変化を推定し予測するための重要なパラメータである。137Csの交換可能画分の減少は,137Csエージングの指標として伝統的に使用されてきた。しかし,圃場条件下では,交換可能な137Csはいくつかの環境因子によって影響される。本研究では,環境因子の最小影響による137Csエージングを評価する新しい指標を提案した。交換可能な137Cs画分の~133Cs((137Cs/~133Cs)_exch)の交換可能画分に対する比は,交換可能な137Csに及ぼす環境因子の影響を排除する。福島第一原子力発電所事故の200日後に,アロフェンのアンドソルにおける水田の4年間の現地調査を用いて,(137Cs/~133Cs)_exch指数の適用性を評価した。K施肥の影響も調べた。137Csと137Cs交換可能画分は共に変化し,両者が環境因子により同様に制御されていることを示した。(137Cs/~133Cs)_exchの値は時間とともに減少し,エージングによる137Cs固定を反映した。(137Cs/~133Cs)_exch減少の半減期は6.6~17.7年であった。K施肥と比較して,K施肥の不足は2つの方法で137Csエージングに影響すると思われた。初期の137Cs固定はより急速に進行し,おそらく,より少ない競合K+イオンが存在し,長期熟成過程は恐らく雲母鉱物からの保存Kの放出により妨害された。(137Cs/~133Cs)_exch値は,稲藁の~133Cs移動係数に対する137Csの比と類似していた。したがって,(137Cs/~133Cs)_exch指数は,137Csエージングを評価するのに信頼性があり,その場における雲母鉱物中間層への拡散によって引き起こされた137Cs移動度の減少を結論した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 移動度 ,  半減期 ,  アロフェン ,  信頼性 ,  施肥 ,  *カリウム ,  同位体存在比 ,  *セシウム137 ,  雲母 ,  アンド土 ,  *黒ぼく土 ,  稲藁
準シソーラス用語： 環境因子 ,  農産物 ,  福島第一原子力発電所事故 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： セシウム137 ,  老化 ,  交換可能なフラクション ,  同位体比 ,  カリウム施肥 ,  アンドソル

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (7件)： カリウム肥料 ,  黒ボク土 ,  水田 ,  137Cs ,  動力学 ,  エージング ,  評価