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J-GLOBAL ID:202002229122765096   整理番号:20A0473803

全球気候変動下のナマコにおけるlncRNAおよびmRNAの調節機構:熱的および低酸素ストレスに対する防御【JST・京大機械翻訳】

The regulation mechanism of lncRNAs and mRNAs in sea cucumbers under global climate changes: Defense against thermal and hypoxic stresses
著者 (25件):
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巻: 709  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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水生環境は,特に強化された地球温暖化によって引き起こされる熱的および低酸素ストレスによって大いに影響を受けることができる。したがって,有害環境に対する海洋生物の応答機構を理解する緊急性がある。長い非コードRNA(lncRNA)は多くの生物学的過程に関与するが,ストレス応答におけるそれらの役割は依然として不明である。ここでは,経済的に重要なナマコ,Apostichopus japonicusにおける環境ストレスへの応答として差別的に発現した(DE)lncRNAとmRNAを同定し,それらの潜在的役割を調べた。合計159,355および495に基づいて,それぞれ,熱,低酸素および組合せ熱+低酸素ストレス処理において同定された遺伝子および230,518および647の遺伝子を有意に下方制御し,DE-lncRNA-mRNA共発現ネットワークを構築した。ネットワークの中で,8つの共有ペアを3つの処理から同定し,連結度に基づいて,MSTRG.27265,MSSTG,19729およびMSTRG.95524が重要なlncRNAであることを示した。RT-qPCRおよび配列決定データにより同定されたすべての有意に変化したlncRNAの中で,ナマコの低酸素に応答する重要なmiRNA,Aja-miR-2013-3pを持つ4つの他のlncRNA(MSTRG.34610,MSSTG,81281およびMSTRG.93731)に結合部位が見出された。低酸素誘導因子(HIF-1α)も,Aja-miR-2013-3pの可能な標的mRNAとして示された。二重ルシフェラーゼレポーターアッセイ系により示されるように,「HIF-1α遺伝子/Aja-miR-2013-3p/MSTRG,34610」ネットワーク,及び「HIF-1α遺伝子/Aja-miR-2013-3p/MSSTRG10941」ネットワークは環境ストレス下のナマコにおいて重要な役割を果たしている可能性がある。さらに,環境ストレスは複数のlncRNAおよびmRNAの発現を変化させ,その結果,免疫,エネルギー代謝および細胞周期を含むA.japonicusにおける様々な生物学的過程に影響を及ぼした。分子レベルでは,より包括的な応答が,ナマコにおける個々のストレス単独よりも熱/低酸素ストレス処理の組合せにより誘導された。本研究は,地球規模の気候変化の文脈における熱的および低酸素ストレスに対する棘皮動物の応答の分子機構に関する将来の研究のための基礎を築く。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
重金属とその化合物一般  ,  動物に対する影響 

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