抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:腫瘍マイクロアレイデータベース(Oncomine)、生存分析データベース(Kaplan-MeierPlotter)とタンパク質-タンパク質相互作用データベース(String)プラットフォームにおけるCK-19遺伝子の乳癌における発現及び臨床意義を検討する。方法:それぞれOncomine、Kaplan-MeierPlotterとStringに対して乳癌CK-19遺伝子発現状況のデータマイニングを行った。乳癌組織と対応する正常組織におけるCK-19mRNA発現の差異を比較した。CK-19高低発現状況に従って生存曲線を描き、CK-19と乳癌患者の予後関係分析を行った。同時に、CK-19タンパク質共発現ネットワークを分析し、CK-19の可能な相互作用タンパク質及びその生物学的機能を推定した。結果:Oncomineデータベースを検索したところ、乳癌における9つのデータセットはいずれも乳癌におけるCK-19の高発現を示した。CK-19mRNAのクラスター分析により、CK-19mRNAとKRT18、ERBB3、PRR5などの遺伝子mRNAは共発現があることが分かった。CK-19蛋白質の共発現はString蛋白質相互作用データベースで分析され,結果はCK-19がKRT8,KRT18と共発現することを示した。Oncomineデータベースにおいて、3つの遺伝子発現チップデータはCK-19mRNAの乳癌と正常組織における差異発現率データについて、乳癌組織中のCK-19mR-NA発現レベルは正常乳腺組織より高い(P<0.05)。生存分析は,CK-19mRNAの高発現群の全生存期間が90.0月と115.0月であり,有意差がないことを示した(HR=1.14,95%CI)。【結果】高低発現群(0.921.41,P=0.23)および高低発現群(それぞれ48.16月および48.0か月)において,有意差はみられなかった(HR=1.09,95%CI;0.981.22,P=0.11)。StringデータでCK-19相互作用の可能な関連タンパク質を濃縮し、CK-19と相互作用するタンパク質は10個あり、それぞれ作用スコアが0.9以上であり、10個の関連タンパク質はいずれもサイトケラチンファミリーに属し、上皮細胞構造の安定性に関与する。【結語】CK-19mRNAは乳癌組織で高発現し,KRT18などのケラチンファミリーは上皮細胞構造の安定性に関与する可能性がある。しかし、CK-19mRNAの高低発現は乳癌患者の予後と無関係である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】