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J-GLOBAL ID:202002229455520309   整理番号:20A0579557

経口投与された病理組織と共生者は無菌マウスに対して同等で無害な全身効果を有する【JST・京大機械翻訳】

Orally administered pathobionts and commensals have comparable and innocuous systemic effects on germ-free mice
著者 (13件):
資料名:
巻: 140  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0489A  ISSN: 0882-4010  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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最近の証拠は,口腔細菌が,微生物,メタボローム,および免疫プロファイルのような腸環境の側面を調節することによって,口腔外疾患に影響を及ぼす可能性があることを示唆している。しかしながら,異なるタイプの口腔細菌,特に歯周性および健康関連細菌の影響の違いは,不明のままである。5週齢の無菌マウスを口腔病原体(Porphyromonas gingivalis,Filifactor alocis,Fusobacterium nucleatum)または歯周性健康に関連する細菌(Actinomyces naeslundii,Streptococcus mitis,およびVeillonella rogosae)を5週間経口投与した。マウスの糞便および肝臓における全ての細菌種の存在を,16S rRNA遺伝子に対する特異的プライマーを用いて,ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により分析した。歯槽骨吸収を組織学的に評価した。肝臓と小腸における種々の遺伝子の発現プロファイルをリアルタイムPCRを用いて分析した。血清を分析して,抗体とエンドトキシンのレベルを測定した。腸間膜リンパ節およびパイエル板におけるTヘルパー17(Th17)および調節性T(Treg)細胞の比率を,フローサイトメトリーを用いて分析した。この実験で投与した細菌のタイプのどちらも,歯槽骨吸収を誘導しなかった。全ての細菌はマウスにおいてある程度の全身抗体応答を誘導したが,S.miitisに対する応答は明らかではなかった。P.gingivalisとV.rogosaeに対する応答は最も強かった。一般的に,健康関連細菌は糞便試料で検出されたが,歯周病関連細菌は検出されなかった。興味深いことに,肝臓ではFusobacterium nucleatum DNAのみが検出されたが,肝臓では生きているFusobacterium nucleatumは検出されなかった。腸におけるインターロイキン-17のレベルおよび肝臓における脂質蓄積に関連する遺伝子は,歯周病関連細菌を受けたマウスにおいて有意に高かった。さらに,歯周炎群において,小胞体ストレスに関連する遺伝子の発現は高く,概日周期を制御する遺伝子の発現は低かった。血清エンドトキシン,リンパ組織におけるT細胞表現型,または腸バリアに関連する遺伝子に差はなかった。歯周病関連細菌の経口投与は,歯周炎の過程に関与する肝臓および腸における病理学的変化を誘導することができる。これらの知見は,腸-腸結合の重要性をさらに支持する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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微生物感染の生理と病原性 
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