抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】マウス脾臓におけるインターロイキン-35(IL-35)mRNA発現と結核菌感染の間の相関関係を分析する。方法:36匹の清潔なC57B/L6マウスを無作為に対照群(正常マウス),実験1群(結核菌H37Ra株感染1カ月),実験2群(結核菌H37Ra株感染2カ月)に分け,各群12匹とした。マウスの体重,肺の細菌計数,脾臓の臓器係数を比較した。3群のマウス肺組織の一般生理状況を観察し、ヘマトキシリン-エオシン染色により、病理検査を行い、リアルタイム蛍光定量PCRを用いて、マウスの脾臓組織中のIL-35(P35サブユニットとEBI3サブユニット)mRNAの相対発現量を測定した。結果:実験1群と実験2群の体質量比値は対照群より著しく低下した(P<0.01)が、実験1群と実験2群の体質量比値の比較は、有意差が認められなかった(P>0.05)。実験1群と実験2群の脾臓臓器係数は対照群より明らかに高く(P<0.01)、実験2群の脾臓臓器係数は実験1群より明らかに高かった(P<0.01)。実験2群の肺細菌数は実験1群より明らかに増加した(P<0.01)。対照群と比べ、実験1群と実験2群の肺部標本の観察では、その外観に大小不同、密集した不規則な形或いは円形の浅黄色或いは白い顆粒が見られ、実験2群の肺組織の顆粒数は明らかに増加し、より大きな顆粒を融合した。ヘマトキシリン-エオシン染色の結果、対照群に比べ、実験1群のマウスの肺構造が破壊され、大量の赤血球が滲出し、対照群に比べ、実験2群のマウスの肺に多くのリンパ細胞と好中球の凝集が見られ、多くの単核細胞浸潤が見られた。リアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)の結果,実験群1と実験群2のP35mRNAとEBI3mRNAの相対的発現は,対照群に比して有意に高かった(P<0.05)。実験2群のP35mRNAとEBI3mRNAの相対発現は実験1群より明らかに高かった(P<0.05)。結論:マウスは結核菌H37Ra株に感染後、肺組織中のIL-35mRNA発現量が著しく上方制御され、その発現のアップレギュレーションはマウス結核菌感染と密接な関係がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】