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J-GLOBAL ID:202002229934584898   整理番号:20A2229625

siRNA負荷ポリエチレングリコール-キトサン-アルギン酸ナノ粒子によるA2ARとCTLA-4の同時遮断は抗腫瘍T細胞応答を相乗的に増強する【JST・京大機械翻訳】

Concomitant blockade of A2AR and CTLA-4 by siRNA-loaded polyethylene glycol-chitosan-alginate nanoparticles synergistically enhances antitumor T-cell responses
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巻: 235  号: 12  ページ: 10068-10080  発行年: 2020年 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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阻害免疫チェックポイント(ICP)分子は腫瘍微小環境(TME)において重要な免疫抑制因子である。それらは癌の進行につながるT細胞媒介抗腫瘍免疫応答をロバストに抑制することができる。チェックポイント分子の中で,細胞傷害性Tリンパ球関連蛋白質-4(CTLA-4)は,抗癌T細胞反応の重要な阻害剤の1つである。さらに,腫瘍浸潤T細胞上のアデノシン受容体(A2AR)の発現は,それらの機能を強く減少させる。著者らは,T細胞におけるこれらの分子の同時サイレンシングが抗腫瘍応答の増強につながると仮定した。この仮定を調べるために,CT26結腸癌担癌マウスの腫瘍,脾臓および局所リンパ節からT細胞を精製し,低分子干渉RNA(siRNA)負荷ポリエチレングリコール-キトサン-アルギン酸塩(PCA)ナノ粒子を用いてA2ARおよびCTLA-4の発現を抑制した。生成したナノ粒子(NP;72nmのサイズ,多分散指数[PDI]<0.2,および11mVのゼータ電位)の適切な物理化学的性質は,標的遺伝子発現のトランスフェクションおよび抑制において,それらの高い効率をもたらした。チェックポイント分子のサイレンシングに続いて,増殖,アポトーシス,サイトカイン分泌,分化,および細胞毒性を含む様々なT細胞機能をex vivoで分析した。結果は,生成したナノ粒子が最適な物理化学的特性を有し,T細胞における標的分子の発現を有意に抑制することを示した。さらに,T細胞におけるA2ARとCTLA-4の同時遮断は,PKA,SHP2,およびPP2Aαシグナル伝達経路のダウンレギュレーションを通して,相乗的に抗腫瘍応答を強化することができた。したがって,この併用療法は新しい有望な抗癌治療戦略と考えられ,その後の研究でさらに検討されるべきである。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 

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