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J-GLOBAL ID：202002229971141082   整理番号：20A1132118

藻類毒素ゴニオドミンAはカリウムイオンに選択的に結合し,潜在的な生物学的結果を持つ立体配座的に変化した複合体を生成する【JST・京大機械翻訳】

Algal Toxin Goniodomin A Binds Potassium Ion Selectively to Yield a Conformationally Altered Complex with Potential Biological Consequences

著者 (11件)： Tainter Craig J. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  Schley Nathan D. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  Harris Constance M. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  Stec Donald F. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  Song Anna K. (Department of Aquatic Health Sciences, Virginia Institute of Marine Science, William & Mary, Virginia, United States) ,  Balinski Andrzej (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  May Jody C. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  McLean John A. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  Reece Kimberly S. (Department of Aquatic Health Sciences, Virginia Institute of Marine Science, William & Mary, Virginia, United States) ,  Harris Thomas M. (Department of Chemistry, Vanderbilt University, Tennessee, United States) ,  Harris Thomas M. (Department of Aquatic Health Sciences, Virginia Institute of Marine Science, William & Mary, Virginia, United States)
資料名： Journal of Natural Products  (Journal of Natural Products)
巻： 83  号： 4  ページ： 1069-1081  発行年： 2020年 
JST資料番号： C0012B  ISSN： 0163-3864  CODEN： JNPRDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海洋毒ゴニオドミンA(GDA)は,スピロアセタールを含む多環マクロライドと,大環状骨格の一部として3つの環状エーテルである。GDAは渦鞭毛藻類のAlexandrium属の3種により生産され,それらのブルームは広く分散しており,海洋生活に重大な害を引き起こす可能性がある「赤潮」と関連している。GDAの毒性は構造蛋白質のアクチン基の糸状型の安定化に起因するが,その結合の構造的基礎は知られていない。重置換マクロライド環の仮定された剛性に関する日本人研究者は,NMR結合定数とNOEに依存することにより,相対配置と立体配座を割り当てた。絶対配置を,合成材料と比較したフラグメントへの分解により帰属した。X線結晶学により立体配座の絶対構造と広い特徴を確認したが,外向きに面する複素環の2つにもかかわらず,GDAはアルカリ金属イオンと錯体を形成することが分かった。このような配置はGDAがクラウンエーテル型多座錯体を形成する能力を損なうことが期待されている。GDAは,金属イオン含浸シリカゲルプレート上でのTLCによる相対親和性の測定において,Li+とNa+に対するK+,Rb+,及びCs+に対する優先性を示し,エレクトロスプレイ質量分析により示された。カリウムテトラキス-[ペンタフルオロフェニル]-ボラート(KBARF_20)から形成されたGDAのK+錯体を用いたNMR研究は,マクロライド環の立体配座の主要な変化を明らかにした。これらの観察はリングの剛性の以前の仮定に対して議論する。化学シフト,結合定数,およびNOEの変化は,環F以外の大部分の分子の関与を示している。分子力学シミュレーションは,K+がO_A,O_B,O_C,O_D,O_E,およびC-26およびC-27ヒドロキシ基を含む七配位錯体を形成することを示唆した。GDAによるK+の錯化は,生理学的pHで負に荷電する蛋白質により,海洋動物における糸状アクチンとGDAの複合体を静電的に安定化すると推測した。GDAはまた,細胞膜を通してカリウム漏出を引き起こす可能性がある。本研究は,GDAの構造的特徴と化学に関する洞察を提供し,それは,GDP生産藻類ブルームに関連する有意な生態学的損傷の原因となる可能性がある。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： NMR【磁気共鳴】 ,  シミュレーション ,  *立体配座 ,  *カリウム ,  剛性 ,  錯体生成 ,  絶対配置 ,  ホウ酸塩 ,  アクチン ,  海洋 ,  *複合体 ,  環状エーテル ,  結合定数 ,  金属イオン
準シソーラス用語： マクロライド , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R) ,  分子の立体配置・配座  (BH05022J)

タイトルに関連する用語 (7件)： 藻 ,  類毒素 ,  ゴニオドミンA ,  カリウムイオン ,  生物学 ,  立体配座 ,  複合体