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J-GLOBAL ID：202002230099982966   整理番号：20A0460185

小画面ディスプレイに適した日本語フォントの可読性と判別性に関する研究

Readability and Legibility Evaluations of Japanese Fonts for Small Screen Displays

著者 (4件)： YANG Ning (九州大学芸術工学研究院) ,  須長正治 (九州大学芸術工学研究院) ,  藤紀里子 (九州大学芸術工学研究院) ,  伊原久裕 (九州大学芸術工学研究院)
資料名： デザイン学研究  (日本デザイン学会研究論文集)
巻： 66  号： 2  ページ： 2_19-2_28(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： X0568A  ISSN： 0910-8173  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,小画面ディスプレイ,特にApple Watchを想定し,その画面表示環境下にて,日本語フォントの可読性と判別性を測定した。さらに,フォントの形態属性および差分についても調査を行い,小画面表示に適した読みやすく見やすいフォントの属性を探った。可読性に関しては,短文,連続文(大),連続文(小)の3つの提示条件ともに,濃度と字面面積の大きさから影響を受けていることがわかった。ただし,白背景か黒背景かによって,字面面積と濃度の直接影響の有無はまちまちであった。判別性に関しては,混同しやすい文字対を選定し,文字対を特定できる実験方法を用いて実験を行った。その結果,各フォントの特定の文字対の判別性を確認できた。また,差分分析を行った結果,ひらがなより,カタカナや英数字のような単純な文字対については,差分からの影響が明確であり,特定の文字対の字形の特徴も確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *表示装置 ,  *フォント ,  *可読性 ,  認識 ,  *判別分析 ,  特徴抽出 ,  *主観評価 ,  *属性 ,  評価
準シソーラス用語： ディスプレイ ,  *小画面ディスプレイ ,  *日本語フォント ,  *判別性 ,  判別 ,  読易さ ,  *視覚的属性 ,  読みやすさの評価

著者キーワード (5件)： Readability Evaluation ,  Visual Attributes ,  Legibility Evaluation ,  Similar Character Pairs ,  Overlap

分類 (2件)： パターン認識  (JE07000S) ,  入出力装置  (JC04050U)

引用文献 (9件)：

• 1) 楊寧,須長正治,他:ユニバーサルデザインフォントの可読性-ユニバーサルデザインフォントの評価に関する研究-2-,デザイン学研究,65(4),1-8,2019
• 2) 中野泰志:モリサワフォント(UD書体)の可視性・可読性に関する比較研究報告 https://www.morisawa.co.jp/fonts/udfont/data/UDFontResearchReport_1306.pdf(参照日2018年9月10日)
• 3) Nakano, Y., Yamamoto, R., et al., Development of a "universal design" font with blur tolerance (1): A comparison of the readability of Ming, Gothic, and "universal design" typefaces, Proceedings of the 3rd international Conference for Universal Design 2010(2010)
• 4) 袴田博之,大谷満,他:ユニバーサルデザインフォント開発の取り組み,NEC技報,64,45-49,2011
• 5) 楊寧,須長正治,他:ユニバーサルデザインフォントの評価に関する研究-1-ユニバーサルデザインフォントの美感性に関する調査-,デザイン学研究,65(1),51-60,2018

タイトルに関連する用語 (6件)： 画面ディスプレイ ,  日本語 ,  フォント ,  可読性 ,  判別 ,  研究