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J-GLOBAL ID:202002230221064206   整理番号:20A1446764

東日本の汽水湖内の感潮湿地と植生のない砂地の海岸生息地間の魚類群集構造の違い

Differences in fish assemblage structures between tidal marsh and bare sandy littoral habitats in a brackish water lake, eastern Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 439-450  発行年: 2020年07月27日 
JST資料番号: L2718A  ISSN: 1341-8998  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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東日本の天然の汽水湖である涸沼において,2014年10月と2015年4月および7月の昼間に地曳網によるサンプリングを行い,ヨシ Phragmites australisが優占する感潮湿地と植生のない砂地の間で,魚類群集構造と環境変量(水質,底質,餌資源量など)を比較した。感潮湿地と砂地において,それぞれ計30種4,076個体と計23種5,431個体の魚類が採集された。感潮湿地で総種数が多かったのは,絶滅危惧種や準絶滅危惧種を含む10種が感潮湿地のみで出現したためであった。1曳網あたりの平均種数と平均個体数は生息場所間で違いはなかったが,水産有用種のシラウオ Salangichthys microdonやアシシロハゼ Acanthogobius lactipesなど,いくつかの優占種の種組成や個体数は両生息場所間で違いが認められた。さらに,アシシロハゼを含む小型底生や植物着生の甲殻類食魚の個体数は砂地よりも感潮湿地で多かったが,シラウオを含む動物プランクトン食魚はその逆パターンを示した。このような生息場所間における魚類群集構造の違いは,餌料環境,底質環境,および/または植生の有無と部分的に関連付けられた。これら2つの生息場所の各々は特有の魚類群集の住みかとなっているため,魚類の種多様性の向上や漁業資源の保護のためには,双方の生息場所の保全対策が重要である。Copyright The Ichthyological Society of Japan 2020 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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魚類  ,  生態系 

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