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J-GLOBAL ID：202002230855801353   整理番号：20A1312596

医療利用における地域格差の評価

Evaluation of regional variations in healthcare utilization

著者 (4件)： Ibuka Yoko (Faculty of Economics, Keio University, Minato, Tokyo, Japan) ,  Matsuda Yasumasa (Graduate School of Economics and Management, Tohoku University, Sendai, Miyagi, Japan) ,  Shoji Keishi (The House of Representatives, Chiyoda, Tokyo, Japan) ,  Ishigaki Tsukasa (Graduate School of Economics and Management, Tohoku University, Sendai, Miyagi, Japan)
資料名： Japanese Journal of Statistics and Data Science (Web)  (Japanese Journal of Statistics and Data Science (Web))
巻： 3  号： 1  ページ： 349-365  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1494A  ISSN： 2520-8756  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 医療における地域格差に関連する供給側因子は,現在の健康経済学の文献において十分に実証されてきた。しかし,需要側因子にはあまり注目されてこなかった。患者側(すなわち,需要側)の医療上の決断における変動源を決定するために,本研究では慢性症状のスクリーニングや治療に関連した医療利用に関する個々の決断を調査した。医療利用における全体的な地方自治体の格差は主に個人レベルの因子によって説明され,地域特有の因子の寄与が個人レベルの因子に対する制御後の全変動の5%未満であることがわかった。しかし,診断と治療の間の格差の大きさや症状によって差異がある。特に,診断における地域格差は診断を下した治療での地域格差よりも遥かに小さく,格差の大きさは慢性症状にわたって異なる。もし医療利用における地域格差をさらに低減することが公衆衛生目標であるならば,慢性症状を制御するために設計される治療介入が特定の症状に対する治療を重視すべきであるという知見が示唆された。Copyright Japanese Federation of Statistical Science Associations 2020 Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *地域差 ,  *医用情報処理システム ,  スクリーニング ,  地方自治体 ,  因子分析 ,  診断 ,  公衆衛生 ,  治療法
準シソーラス用語： 医療診断 ,  治療 ,  *地域格差

著者キーワード (4件)： 地域変動 ,  需要側 ,  医療利用 ,  ロジスティック回帰

分類 (2件)： 土地利用一般,地域制  (RD02010Z) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 医療 ,  地域格差 ,  評価