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J-GLOBAL ID：202002231217407156   整理番号：20A2465673

人間活動と海洋の生態系・水産資源の関わり-窒素編-瀬戸内海・播磨灘における水産業と窒素

Relation of fishery and nitrogen in the Seto Inland Sea and Harima-Nada, eastern Seto Inland Sea

著者 (1件)： 反田實 (兵庫県農林水産技術総合セ 水技セ)
資料名： 海洋と生物  (Aquabiology)
巻： 42  号： 5  ページ： 446-455  発行年： 2020年10月15日 
JST資料番号： S0220B  ISSN： 0285-4376  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 窒素は海洋生物生産のための必須物質である。したがって,窒素の量は漁業生産に影響する。しかし,窒素濃度は,播磨灘を含む全瀬戸内海で減少している。DIN濃度の減少はTNのそれよりも大きかった。窒素が不十分な場合,養殖ノリの色は薄くなり,価格は低下する。この理由で,瀬戸内海で生産されるノリの数量と金額は減少している。また,イカナゴ Ammodytes japonicusは播磨灘の重要な漁獲対象種であるが,漁獲は減少を続けている。その原因を明らかにするために,測定データを分析し,生態系モデルを用いてシミュレーションを行った。その結果,イカナゴの餌は窒素濃度の低下によって減少し,条件因子は減少し,産卵数は餌不足により減少した。さらに,瀬戸内海の漁獲が窒素重量に変換される試算の結果について紹介した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 水産資源 ,  瀬戸内海 ,  *窒素 ,  養殖 ,  *アマノリ属 ,  *イカナゴ ,  漁獲 ,  漁獲量 ,  漁業
準シソーラス用語： 海洋生態系 ,  人間活動 ,  水産業 ,  播磨灘 ,  海苔養殖 ,  Ammodytes japonicus ,  DIN ,  全窒素 ,  色落ち

分類 (3件)： 水産業一般  (FH01010S) ,  生態系  (EE01040P) ,  環境因子の生物影響一般  (EE04010D)

タイトルに関連する用語 (8件)： 人間活動 ,  海洋 ,  生態系 ,  水産資源 ,  窒素 ,  瀬戸内海 ,  播磨灘 ,  水産業