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J-GLOBAL ID：202002231323561261   整理番号：20A2735985

微動の水平方向偏微分を用いたアレイ解析に関する基礎的検討

BASIC STUDY ON ARRAY ANALYSES USING HORIZONTAL PARTIAL DERIVATIVE COMPONENTS OF MICROTREMOR RECORDS

著者 (3件)： 大堀道広 (福井大 国際原子力工研) ,  上林宏敏 (京大 原子力複合科研) ,  吉田邦一 (地域地盤環境研)
資料名： 地盤震動シンポジウム  (地盤震動シンポジウム資料集)
巻： 48th  ページ： 29-32  発行年： 2020年11月 
JST資料番号： F0735B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・表面地震波の位相速度を推定するため,微動アレイ観測波形を利用し,水平方向偏微分により水平面内の発散成分を算出する方法を検証。
・SPAC法や拡張SPAC法などにより位相速度を推定するために,水平2成分から回転成分を推定する既往研究も参照。
・疑似微動波形に基づくアレイ解析を実施し,微動の水平方向偏微分により3成分(回転成分,発散成分,鉛直成分)を算出した上でSPAC法により位相速度を算出。
・この方法で得られた3成分を用いて,Love波やRayleigh波の位相速度を算出できることを確認。
・観測波から直接推定した位相速度よりも,理論値と整合することも確認。
・位相速度の算出結果を利用した地下構造の推定効果も期待。

シソーラス用語： *常時微動 ,  *位相速度 ,  微分 ,  垂直方向 ,  横方向 ,  *Love波 ,  振動解析 ,  回転 ,  地震計 ,  地下構造 ,  波形 ,  発散 ,  速度構造 ,  地震観測網 ,  Rayleigh波 ,  水平方向 ,  微動アレイ観測 ,  偏微分
準シソーラス用語： アレイ解析 ,  時刻歴波形

分類 (1件)： 地震波伝搬  (DC03040W)

引用文献 (13件)：

• 大堀道広,上林宏敏,吉田邦一:微動アレイ観測より得られる水平面内の発散成分に着目した基礎的検討,日本建築学会大会学術講演梗概集,構造II,pp.83-84,2020.
• Aki, K: Space and time spectra of stationary stochastic waves, with special reference to microtremors, Bull. Earthq. Res. Inst., Vol.35, pp.415-456, 1957.
• 凌 甦群,岡田 広:微動探査法における空間自己相関法の拡張,物理探査学会第89回学術講演会論文集,pp.44-48,1992.
• Kudo, K., T. Kanno, H. Okada, O. Ozel, M. Erdik, T. Sasatani, S. Higashi, M. Takahashi, and K. Yoshida: Site-specific issues for strong ground motions during the Kocaeli, Turkey, earthquake of 17 August 1999, as inferred from array observations of microtremors and aftershocks, Bull. Seismol. Soc. Am., Vol.92, pp. 448-465, 2002.
• 時松孝次,新井洋,酒井潤也:短周期微動に含まれる表面波の性質と地盤構造の関係,日本建築学会構造系論文集,No.472,pp.47-55,1995.

タイトルに関連する用語 (6件)： 微動 ,  水平方向 ,  偏微分 ,  アレイ ,  解析 ,  基礎的検討