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J-GLOBAL ID：202002231856546681   整理番号：20A0200730

コケ植物系統学における形態学の役割の再評価: 複合データは,特性対立にもかかわらず系統発生的推論を改善する【JST・京大機械翻訳】

Reassessing the role of morphology in bryophyte phylogenetics: Combined data improves phylogenetic inference despite character conflict

著者 (4件)： Flores Jorge R. (Finnish Museum of Natural History (Botany), University of Helsinki, PO Box 7, FI-00014 Helsinki, Finland) ,  Suarez Guillermo M. (Unidad Ejecutora Lillo (CONICET-FML), Miguel Lillo 251, 4000 San Miguel de Tucuman, Tucuman, Argentina) ,  Suarez Guillermo M. (Facultad de Ciencias Naturales e Instituto Miguel Lillo - Universidad Nacional de Tucuman, Miguel Lillo 205, 4000 San Miguel de Tucuman, Tucuman, Argentina) ,  Hyvonen Jaakko (Finnish Museum of Natural History (Botany), University of Helsinki, PO Box 7, FI-00014 Helsinki, Finland)
資料名： Molecular Phylogenetics and Evolution  (Molecular Phylogenetics and Evolution)
巻： 143  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： W1678A  ISSN： 1055-7903  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 形態学的データは新しい注目を得ており,広範囲の分類群における系統発生関係を明らかにするのに重要であることが示されている。過去数十年において,配列レベルデータの系統発生学的解析は,コケ植物(初期非維管束植物)内の系統的スキームを根本的に改変し,形態学に基づく分類との矛盾の広範なパターンを明らかにした。しかし,文字衝突の包括的評価は,結合行列の文脈ではまだ行われていない。本研究では,10の公表されたマトリックスにわたる全証拠アプローチに従って,コケ植物系統発生に及ぼす形態の影響を評価した。分析されたマトリックスは広い範囲のこけ類,分類学的レベル,遺伝子サンプリングおよび形態学的特徴と分類群の数にわたっている。データ衝突は,測定によって対処した。(i)個々の分割間のトポロジー的一致,(ii)分子分配に対する結合データの支持値の変化,(iii)クレード安定性。これらの測定値と分類群当たりの形態学的特性の数(N_c/T比)と非固定特性の割合(すなわち,非適用性,多形性および欠落データ)の間の関連性を調査した。個々の分配分析において,N_c/T比は,重みづけスキームに依存して,6から7のデータセットにおけるトポロジー的一致と正に相関した。非固定細胞の比率は,データ分割の間の一致に及ぼす小さい影響を持った。非固定データの特性と割合の数は,データタイプ間の一致を改善した形態的データセット間で有意に変化した。この変化は,形態学的データセットが研究した分類群に依存して異なる方法での組合せ分析の結果に影響することを示唆する。組合せ解析により,分割間の低い一致値にもかかわらず,統合データ型はサポート値と安定性を改善することを明らかにした。しかし,非固定データは支持値に負の影響を及ぼさなかったが,非固定細胞の割合が増加すると安定性は低下した。N_c/T比は支持値と負に関連し,安定性評価においてあいまいな応答を示した。全体として,結果は,形態を加えることが,文字衝突にもかかわらず,コケ植物の系統発生的関係の推論に貢献する可能性があることを示している。これらの知見は,(a)形態学に基づく分類と分子系統学を比較するか,(b)個々のデータ分割からの結果がデータ衝突を推定できることを示唆する。これらの知見は,複合データの分析がデータ衝突の保存的評価を提供し,最終的に,コケ植物の大規模分析における形態学的特性の改善されたサンプリングをもたらすことを意味する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 固定化細胞 ,  モルフォロジー ,  曖昧さ ,  *系統発生 ,  重みづけ ,  位相幾何学 ,  遺伝子 ,  データ型 ,  適応性 ,  組合せ論
準シソーラス用語： クレード ,  分類学 ,  維管束植物 ,  分類群 ,  *系統学 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： コケ植物 ,  文字衝突 ,  形態学 ,  系統発生

分類 (2件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  動物分類学  (EJ01030T)

タイトルに関連する用語 (7件)： コケ植物 ,  系統学 ,  形態学 ,  役割 ,  評価 ,  系統発生 ,  推論