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J-GLOBAL ID:202002233095125146   整理番号:20A1701171

オーチャードグラス新品種「えさじまん」の育成とその特性

Breeding and characteristics of orchardgrass ‘Esajiman’
著者 (13件):
資料名:
号:ページ: 17-40  発行年: 2020年07月15日 
JST資料番号: G0830C  ISSN: 2434-9909  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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オーチャードグラス「えさじまん」は,農研機構北海道農業研究センターと雪印種苗株式会社が共同育成した。「えさじまん」は,母系間および母系内選抜法で育成され,9母系22個体で構成される。出穂始日は,「ハルジマン」と同日の6月2日で,早晩性は「中生の晩」である。地域適応性検定試験における3か年合計乾物収量は,全場所平均で「ハルジマン」比104%でやや多収である。マメ科牧草との混播における乾物収量は「ハルジマン」並みである。多回刈および採草放牧兼用では,「ハルジマン」よりやや多収である。採種量は,育成地では「ハルジマン」より少ないが,採種地のアメリカ合衆国では「ハルジマン」並みである。水溶性炭水化物含量は,場所および年間をとおして「ハルジマン」より約3ポイント高い。繊維成分含量は,「ハルジマン」より低い。推定TDN含量は,「ハルジマン」より約2ポイント高く,TDN収量は「ハルジマン」比109%である。サイレージ発酵品質は,Vスコアが「ハルジマン」より高い。越冬性は,「ハルジマン」よりやや優れる。すじ葉枯病罹病程度は,「ハルジマン」より低い。放牧における採食量は「ハルジマン」より多い。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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作物の品種  ,  作物の品種改良  ,  飼料作物,草地 
引用文献 (33件):
  • Bland BF and Dent JW (1964) Animal preference in relation to the chemical composition and digestibility of varieties of cocksfoot. Journal of British Grassland Society, 19: 306-315.
  • Buxton DR and Lentz EM (1993) Performance of morphologically diverse orchardgrass clones in space and sward plantings. Grass and Forage Science, 48: 336-346.
  • Christie BR and Mowat DN (1968) Variability of in vitro digestibility among clones of bromegrass and orchradgrass. Canadian Journal of Plant Science, 48: 67-73.
  • Ciavarella TA, Simpson RJ, Dove H, Leury BJ and Sims IM (2000) Diurnal changes in the concentration of water-soluble carbohydrates in Phalaris aquatica L. pasture in spring, and the effect of short-term shading. Australian Journal of Agricultural Research, 51: 749-759.
  • 出口健三郎,甘利雅拡,柾木茂彦,阿部 亮(1997)寒地型イネ科牧草数種を込みにした TDN 含量の推定および推定精度の草種間差異.日本草地学会誌,43(別):290-291.
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タイトルに関連する用語 (3件):
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