抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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断面寸法120mm×225mm,長さ4mのスギ心持ち平角に対して,高温セット処理として,条件A:乾球温度120°C・湿球温度90°C・18時間,条件B:乾球温度120°C・湿球温度90°C・36時間を行い,その後乾球温度90°C・湿球温度60°Cで14日間乾燥した2グループと,条件C:生材から天然乾燥したグループを設定した。乾燥後,断面寸法を105mm×210mmに仕上げて,全スパン3780mm,ロードスパン1260mmの3等分点4点荷重方式での実大曲げ試験を行った。結果,曲げ強度の大小は概ね条件C>条件A>条件Bの関係であった。条件Aは,含水率補正後において,最も強度の大きかった条件Cと有意差は見られたが,強度分布の下位付近での差は僅少であった。更に,同条件は,機械等級区分の基準強度をほぼ満足していたことから,心持ち平角の高温セット処理条件として妥当と考えられる。(著者抄録)