文献

J-GLOBAL ID：202002233494880913   整理番号：20A2709176

MIL-101(Fe)による廃水からのベルベリンの除去:性能と機構【JST・京大機械翻訳】

Removal of Berberine from Wastewater by MIL-101(Fe): Performance and Mechanism

著者 (6件)： Li Juan (Chinese Research Academy of Environmental Sciences, China) ,  Wang Liangjie (Chinese Research Academy of Environmental Sciences, China) ,  Liu Yongqiang (Faculty of Engineering and Physical Sciences, University of Southampton, United Kingdom) ,  Zeng Ping (Chinese Research Academy of Environmental Sciences, China) ,  Wang Yan (Chinese Research Academy of Environmental Sciences, China) ,  Zhang Yizhang (Chinese Research Academy of Environmental Sciences Tianjin Branch, China)
資料名： ACS Omega  (ACS Omega)
巻： 5  号： 43  ページ： 27962-27971  発行年： 2020年 
JST資料番号： W5044A  ISSN： 2470-1343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 医薬品とパーソナルケア製品(PPCPs)からの水汚染は,公衆衛生への脅威のため,近年,世界的な注目を集めている。ベルベリンは,典型的な抗炎症薬であり,ベルベリン廃水は,その高い毒性,低い生物分解性,および高い酸度のために処理するのが難しい。金属-有機骨格は,高い比表面積,超多孔性,および構造的および機能的同調性の利点のために,廃水からベルベリンを除去する良い選択である。本研究では,MIL-101-(Fe)を合成し,水からのベルベリンの除去に用いた。実験結果は,MIL-101-(Fe)が,ベルベリンを酸性廃水に吸着するとき,有望な特性を示すことを示した。ベルベリン廃水中の高濃度の塩化物は,MIL-101-(Fe)によるベルベリンの吸着を促進した。バッチ平衡データのフィッティングは,MIL-101-(Fe)が,pH7でのベルベリン除去に対して163.93mg/gの最大吸着容量を持ち,MIL-101-(Fe)へのベルベリン収着が擬二次モデルに従うことを示した。さらに,ベルベリン除去に対する会合機構を,材料および理論計算の特性評価により提案した。X線回折(XRD),Fourier変換赤外分光法(FTIR),およびX線光電子分光法(XPS)分析は,MIL-101-(Fe)によるベルベリンの吸着の間に化学反応が起こらないことを示した。また,理論計算結果は,π-π相互作用がMIL-101-(Fe)へのベルベリンの吸着において主要な役割を果たすことを示した。本研究の知見は,MIL-101-(Fe)が廃水からのベルベリン除去のための有望な吸着剤であることを示唆する。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： X線回折 ,  収着 ,  水質汚濁 ,  *廃水 ,  化学反応 ,  酸性度 ,  塩化物 ,  吸着剤 ,  微生物分解性 ,  公衆衛生 ,  X線光電子分光法 ,  FTIR分光法 ,  酸素複素環化合物 ,  ピリジニウム ,  プロトベルベリンアルカロイド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 吸着容量 ,  MOF【配位高分子】 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  吸着剤  (YB03000W) ,  その他の廃水処理・処分  (SC03070S)

物質索引 (1件)： ベルベリン

タイトルに関連する用語 (4件)： MIL-101 ,  Fe ,  廃水 ,  ベルベリン